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東浩紀「新総裁の決定で影が薄くなった野党」

2021-10-05 22:24:49 | 政治


東浩紀氏の評論である.。AERA紙の記事と思い点描して見る。

新総裁が岸田文雄氏である事も野党を戦い難くしている。
こうした意味が解し兼ねる。菅義偉首相のままが戦い易かったのであろうか。
ここ1か月の政治世界は、自民党総裁選挙に尽きると思う。
総裁選挙の公示から、2週間の討論が政治的背景の趣旨と感じている。
では、国会での討論とは、一体如何なる趣旨であったのだろうか。

特定野党の政治的価値とオールドメデイアの政策的価値と日本に仇名す勢力との
政治的対決は、衆議院選挙での去就が第一ともなる。
いや、菅義偉政権の政治価値を云云するのが先であろうし、その面では、オールドメデイアは
罹患者の数を数えて、社会的信頼を放棄する挙に出たと信じている。

日本に対する挙動は、新型コロナと北朝鮮によるミサイル騒動・台湾に押し寄せる
戦闘機数十機の挙動は、力による現状変更の挙に出る国家の浸出に呆れ果てる。
中国の不動産会社の対外債務の数量にも度肝を抜かれるし、日経平均数量が
下落気味なのも要点である。負債国家中国は豪州からの石炭輸入が途絶えて
エネルギー源が枯渇している。という事は、北京五輪は中止すべきか。

日本の環境相小泉進次郎氏が環境の配慮に考慮したのは、意外であった。
石油資源の輸入が日本の財政を悪化させる。原発政策にも特記すべき事態が
自民党総裁選挙であった。

新総裁、岸田文雄氏の就任は、果たして派閥力学の結果であったか、
政治体制の古さは、立憲民主党枝野幸男氏の真骨頂で、重要政策が無いまま
第6弾、第7弾と自民党政権を問詰める試技に満ちているが、新政策は如何に?
自民党の変わっている点を深掘りすべきだろう。


東浩紀「新総裁の決定で影が薄くなった野党 総選挙では野党起点で旋風を」〈AERA〉
10/5(火) 17:00配信  217
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fe9b7e2b2460945300c3cca9e6286c92b90281e
東浩紀/批評家・作家。株式会社ゲンロン取締役
 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  *  自民党新総裁が岸田文雄氏に決まった。  菅義偉首相が不出馬の意向を示したのが9月3日。それから約1カ月、報道は総裁選の話題で埋め尽くされた。河野太郎氏と岸田氏の接戦、高市早苗氏の予想外の健闘など話題に事欠かなかったうえに、コロナ感染が収まりつつあったことも追い風となった。29日午後の総裁選はNHKほか民放各局で同時中継され、広告費換算での効果ははかりしれない。  8月にはこんな状況はだれも想像していなかった。菅政権は五輪開催で強い非難を浴び、第5波にも襲われ、支持率も下がって総選挙では苦戦が予想されていた。それがいまや目立つのは与党の政治家ばかりで、野党の影はすっかり薄くなってしまった。このメディアジャックまで計算していたとしたら、不出馬を決めた菅首相は天才的な策士だ。  新総裁が岸田氏であることも野党を戦いにくくしている。氏は「新自由主義からの転換」を掲げ、格差是正に積極姿勢を見せる。温厚で調整型の人物像は安倍晋三前首相や菅首相とは対照的だ。総裁選で女性候補が2人いたことも大きい。自民党は男ばかりとの批判は、今後強い説得力をもたないだろう。
 とはいえ以上は総選挙に論点がないことを意味しない。むしろ逆である。政府はコロナ対策で失敗を繰り返している。ワクチンは遅れたし病床拡大もうまくいっていない。東京五輪は巨額の赤字を残し、自粛の皺(しわ)寄せは弱者に集中している。岸田氏の当選も結局は派閥の力学によるもので、古い体質の表れだ。総選挙は、そんな日本政治がこれからどう変わるべきなのか、与野党がタブーなく論争を交わし未来を切り開く貴重な機会にならねばならない。  しかしそのためには野党はまず従来の与党批判の方程式を捨てる必要があるだろう。自民党は変わった。少なくとも、多くの国民がそう思うようなメディア状況が作り出された。その状況でいまだ「アベ政治を許さない」一辺倒だとしたら、捨てられるのは野党のほうかもしれない。  総選挙までまだ1カ月以上ある。今度は野党起点で旋風が巻き起こるのを期待したい。
東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン取締役。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任のうえ現職。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2・0』『観光客の哲学』など多数 ※AERA 2021年10月11日号
最終更新:10/5(火) 17:41
AERA dot.


sie*****
| 4時間前
その方向性の是非はともかく、自民党は変わり続けている。一方で、野党は全然変わっていない。選挙で勝てそうだと思ったら恥も外聞もなく人気のありそうな人に擦り寄り、選挙が終われば相変わらずの内ゲバである。政策にしても、選挙で共産党の票が欲しいばかりに、国民の求めるのとは逆にどんどん左傾化している。その節操のなさと現実離れした政策を見て、野党に政権を任せたいと思う人がどれぐらいいるだろうか。そもそも、自民党は野党の経済や福祉政策を特に丸呑みして、国民政党としてのウイングを広げた。政権が欲しければ、この手法を真似して、外交・安全保障政策は自民党の政策を丸呑みして、9条改正を野党から言い出すぐらいのことをしたらどうか。旧民主党政権への国民のトラウマは深い。野党が変わったと思わせるには、そのぐらいの思い切った行動が不可欠だと思う。

oct*****
| 4時間前
「総選挙では野党起点で旋風を」

立民が共産と組んだことはもっと大きな旋風になって良いと思いますけどね。

候補者を"一本化"して"政権交代"を目指すということは、素直に捉えればどちらを選んでも同じように政権運営をすると宣言していることことになります。
つまり、両者は大きく見れば同じ国家観、展望を持っていることを意味します。
(閣内か閣外かなど関係ありません)

すなわち立民に入れるということは、共産のように皇室の廃絶、自衛隊の解散、日米安保の破棄を視野に入れかねないということです。

そんな党が野党第一党で良いのか、もっと論争になってもおかしくないはずです。

nr9*****
| 4時間前
正論だが無駄だろう。
今の野党は固定支持層しか見ていないし、国民の大多数はそれを見透かして既に見放している。
政権支持率に関係なく横這いの野党支持率がそれを物語っている。


タヌキモ
| 3時間前
>第5波にも襲われ
>政府はコロナ対策で失敗を繰り返している。ワクチンは遅れたし病床拡大もうまくいっていない。
>コロナ感染が収まりつつあったことも追い風となった。

ワクチン接種の出遅れは野党の反対も原因では?菅氏の尽力で今では国民の6割が2回接種を終えています。感染拡大は政府の責任で,感染収束は偶然ですか?

>菅政権は五輪開催で強い非難を浴び、支持率も下がって
>東京五輪は巨額の赤字を残し

五輪を中止した場合の有形無形の損害との比較衡量はないのでしょうか。感染対策を徹底した上での有観客という選択肢もあったはずです。

>岸田氏の当選も結局は派閥の力学によるもので、古い体質の表れだ。

岸田氏を総裁に選ぶのは自民党員です。大規模な政党ですから誰が当選しても派閥の力学は働くでしょう。
ところで「古い体質」のどこが悪くて,どうなれば筆者の望む「新しい体質」になるのでしょうか。

vjf@av
| 4時間前
岸田の掲げた政策は野党のリネンを総ざらいするほどのもの。脱新自由主義と分配。どんなにケチをつけても三十年来の自民党からの脱却。
反緊縮財政の鍵はプライマリーバランス黒字という無意味な幻想を捨て去る事。これも野党も文句のつけようがないはず。足枷を自らつけたらおわり。
財務大臣次第でもあるが高市が統括すれば良い。竹中を追放し、まともな経済議論ができる状況を作り実行せよ。

gch*****
| 3時間前
野党起点なんて言う前に、野党が目指す国家像とか基本政策とかあるのか?って思ってしまう。野党第一党の立憲民主が主張する主要政策のチープなこと。政治をよく知らない素人でも一晩で思いつくような内容で具体的な現実性も政策間の整合性、財源の裏付けもない。なによりもビジョンと呼べるものがない。ついには自由主義社会を完全否定し唯物論に立脚した共産主義国家の樹立を目指す日本共産党と閣外協力するとは立憲民主は亡国の徒と化した。確かに自公政権は問題が山積しているが、日本共産党に政権の一部とはいえ国家権力を持たせるような立憲民主には政治の世界から退場していただかねばならない。全ての国民は、日本共産党は現代社会における最凶の破壊集団であることを認識するべきである。今の野党が政権を担うことなど夢のまた夢だ。

nnn
| 4時間前
>政府はコロナ対策で失敗を繰り返している。ワクチンは遅れたし病床拡大もうまくいっていない。東京五輪は巨額の赤字を残し、自粛の皺(しわ)寄せは弱者に集中している。岸田氏の当選も結局は派閥の力学によるもので、古い体質の表れだ

争点がこれじゃ「弱い」。
ワクチン遅延説は世界と比べると必ずしも賛同できない。
病床拡大について「返り血を厭わない医師会との全面戦争」を宣言できるのか?
コロナ下で開催しようがしまいが赤字確実の五輪が政権交代に値する大失政なのか?
与党も弱者救済を完全放置しているわけではなく、ここは政策の巧拙を競うところ。一方的に弱者切り捨てだと粗雑に叫ぶだけだと逆に説得力を失う。
政権を失って10年、主要メンバーがずっと同じ顔の側が「古い体質」と言っても説得力がない。

もう少し「強い」争点がないと苦しい。
それも分かってて「野党も変わらねば」ということなのだろう。