官僚が汚職する。犯罪行為で辞職を選ぶ。
こうした事態は、文部科学省で二代続いて起きた。財務省事務次官も辞任した。
文部科学省事務次官の辞職の原因は、接待、天下り、、、、
接待と天下りには、原因の種別が違っている。
先の前川助平氏が引責辞任したのは、天下りが原因である。貧困調査は原因とはならなかった。
そうして、今回の事務次官引責辞任は、事務次官自身が、接待の現場にいて接遇を受けたとも
聞き及んでいる。
文部科学省の腐敗は前事務次官のときから改善されること無く引き続いている。
そのさいたるものは、天下りである。「もりかけ」の原因の加計学園の原因には文部科学省が、
絡んでいる。大学の認可、支援資金の配布を通じた学園支配、天下りの慣行は汚職の原因である。
メデイアは「もりかけ」追求には熱心だが、汚職の追及にはおざなりである。
その原因が、野党有力幹部が接待リストにあがっているからとは、情けない。
ジャーナリズムが夜泣きする瞬間である。メデイアも腐敗の原因を形作っていると、認識する。
2018.9.22 05:00更新
【主張】
文科次官辞任 解体的出直しで癒着絶て
https://www.sankei.com/column/news/180922/clm1809220001-n1.html
文部科学省の汚職事件にからむ内部調査の結果、戸谷一夫事務次官ら4人が処分を受け、同次官と初等中等教育局長は辞任した。
国家公務員倫理法や倫理規程に反し、贈賄側の業者から高額な飲食接待を受けていたためだ。
天下り斡旋(あっせん)問題に続き次官が2代続けて辞任する異常な事態だ。組織に不正を生む土壌はないのか疑われる。癒着を絶つ抜本改革が急務である。
東京医科大への助成事業などをめぐる一連の汚職事件で、同省の局長級幹部2人が逮捕・起訴されている。今回は弁護士などを加えた内部調査で、ほかに業者から接待を受けた職員がいないか、などを中心に調べた。
辞任した戸谷次官と初中局長のほか、高等教育局長が減給処分を受けた。総務課長が訓告となった。いずれも省中枢にいる幹部中の幹部である。
汚職事件で逮捕・起訴された同省前国際統括官から誘いを受け会食などに参加したという。
国会議員などが同席したケースもあり、戸谷次官は「深く反省している」としながら、「飲食を伴う会合は政治関係者が同席していれば許容されるのではないかという認識の甘さがあった」などとした。だが、誰からの誘いにしろ、言い訳にならない。
公正さが強く求められる官庁でありながら、内部調査からは、倫理規程などを軽視し、報告などが形骸化していたことが分かる。
次官は、2次会の銀座のクラブで高額接待を受け、内部調査では「社会通念上相当と認められる程度を超えた」と指摘された。そうした場に、業者などと安易に同席する甘さが省に蔓延(まんえん)していなかったか、詳しい検証が必要だ。
文科省は教育や科学、文化、スポーツの広範な分野で、許認可権や多額の補助金を差配する権限を持つ。ここに業者が接触を求めてくる。脇が甘いでは通らない。
文科省では大学などへの組織的な天下り斡旋問題が起きている。官民の癒着を避ける再就職ルールを破り、「裏口」を設けていた。当時の前川喜平次官が引責辞任し、40人以上が処分を受けた記憶も新しい。
そこに国の将来にかかわる教育を任せられるか。単に次官の首をすげ替え、組織が痛みなく存続することに国民の目は厳しい。解体的出直しが求められる。
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