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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

②巡浴男三人 箱根日帰り旅〈駆け足周遊〉

 

半日で、箱根を巡って来ました。前編を読み返すと、息が切れそうになります。

さあ これからは、ゆっくりと書き進めます。

箱根と言えば温泉の宝庫。箱根十七湯と言われ、色々な泉質の17の湯が点在しています。

今回は、箱根湯本駅から送迎バスで3分の日帰り施設「箱根湯寮」に向かいます。

 


箱根湯本駅の改札を抜け、真っ直ぐ進むとエスカレーターを下りた左に、

「無料送迎バス停」があります。

 

 


5・10分間隔で終点の箱根湯寮まで送迎してくれます。

 


ここは、以前「ひめしゃらの湯」だったはずです。

2013年3月オープンした、古民家風の里山造りで、大浴場・露天風呂・壺風呂があり、

19室の貸切露天風呂、美味しいランチもあります。

12時半に到着です。

 

 

お昼すぎです。できるなら今から食事をしたいところですが、

電話をしたところ、土日は食事処「八里」の囲炉裏場は混むので、予約は「14時半から」と言われます。

しかし、ここで賞品のチケット券のお話しをすると、では「13時半でいいですよ」とのこと。

 

 


竹林が伸び、風の音、鳥の声が聞こえてきます、静かな佇まいです

 


チケットを渡します。

予約はしたものの、食事まで1時間もあります。

友人は、仕事の疲れを癒やしたいのか、ゆっくり入りたいとのこと……

もう一度、お店の方にお願いして今から食事が出来ないか伺ってみます。


係の方は電話を置き、微笑みながら「どうぞ」と促してくれます。

チケットは2名様しかないので、入浴券を購入します。

靴箱の鍵を3個もらい、囲炉裏場に案内されます。

 


昔懐かしい囲炉裏をしたテーブルで炭火を囲むようになっています。

友人もご満悦です。ゆっくり食事をして、そのあともゆっくり露天につかれます。


料理の前にサービスの中生ビールで乾杯です。

料理は「日向コース」、季節の小鉢2種とお刺身2点盛り、

囲炉裏炭火焼は、季節野菜3種とスルメイカの一夜干と厚揚げ田楽です。

炭火炉端焼きは、ヤマメか若鶏串焼きを選びます。

食事は、健穀米と香の物と味噌汁です。

 


もう一杯生ビールをもらい、1時間ほど食事をします。

黒玉子をいくつ食べたかで、盛りあがり もめます。

 


13時半すぎ、渡り廊下を通りお風呂に向かいます。 

ここで靴箱の鍵を使い靴を預けます。

1階にお休み処があり、階段を降りた所に大露天風呂があります。


お風呂上がりも気持ち良さそうな場所があります。

 

 

 


お風呂は「本殿 湯楽庵 大湯」、開放感があり、みどりの木々が茂り、肩のちからが抜けていきます。

湯量は豊富で無色透明です、アルカリ性単純温泉なので、肌あたりもやわらかです。

 

 


「ロウリュウサービス」って何だろう。

フィンランド式サウナらしいのですが、

サウナ室に入ると1時間ごとにパフォーマンスが開催されるみたいです。

わけも分からず、サウナ室で待ちます。


しばらくすると、筋肉質のパフォーマーが大きなうちわを持って入ってきました。

「何をするのか だんだん不安になります。」

『熱いのが苦手な方は、一番下の段にお座り下さいね』とニコニコ顔で言われます。

「そんなに熱いのか 不安が倍増してきます。 いやいや そんなことは。」

おもむろに、熱したサウナ石に、アロマを含んだ専用の水をかけます。

室内には蒸気で真っ白になり、何も見えません。

いきなり、パフォーマーは大きな団扇であおぐのです。
 
「ウッわっ アツイ!」 熱風で息が出来ません。

 

説明は、"心地よい香りと熱風で"と書いてありましたが、いやいや凄いものです。

熱風を浴びて、全ての毛穴から一気に汗や毒素が、これでもかと吹き出します。

 

『さあ 2回目いきましょう~』とまたニコニコ顔で 

 

甥っ子と私は退散です。 友人は水風呂に飛び込みます。

 


「うたたね房」に行き、箱根限定ビールでゆったりと。

リクライニングチェアーにからだを沈め、駆け足周遊の疲れと朝早いこともあり、そのまま夢心地に……

 


甥っ子が起こしにきます。時間を見るとすでに3時。

箱根湯本温泉街の散策に行きます。 

送迎バスで湯本駅まで戻ります。

 

 


時間があれば寄りたかつた純喫茶「マイアミ」。箱根湯本の有名店です。

室内は、赤いビロードの椅子、窓辺の白いレースのカーテン、シャンデリア、壁には絵画。

昭和の正当な純喫茶です。

 


この時期に美味しいのが「かき氷 あずき練乳かけ」(600円)。 

懐かしい「手回し氷削機」でかいています。

氷は昔ながらの天然氷で頭にツンときません。

 


お土産に箱根で梅干を求めるとすれば、塔ノ沢に向かう通りの左側にある「村上二郎商店」

 

 


紀州特産の南高梅を甘口に漬け込まれています。

まろやかな味で、1粒ずつ個別包装(190円)になってます。

「減塩梅干 味ぴったり 大粒(竹かご・10粒入り)」です。

 

 

もう一件のおすすめは、その先の銀行の隣りにある、和菓子「湯もち本舗 ちもと」です。

 


お気に入りは「湯もち」(190円)。白玉粉を練り上げたやわらかいお餅の中に、

箱根を流れる早川の川石になぞらえた羊羹、箱根を代表する銘菓です。

ひとくち食べると、あまりのやわらかさに驚かされます。

 


下の段の「結び文 初花」(250円)久保田万太郎の詩が結び文として添えられています。

細かく刻んだ信州のくるみの入った香ばしい生地で、白餡を包み焼き上げています。これもおすすめ。


帰りもお決まり、箱根湯本駅で売っている駅弁を求めます。

「贅・箱根よくばり弁当」「はこね大名弁当」「小鯵押寿司」どれも色合いがよく、食をそそります。

 


帰りのロマンスカーの展望席を1ヶ月前の予約で、やっとゲットです。

今回の旅は、余裕が無かったので展望席をキャンセルして、遅く帰れば良かったかもしれません。

 


しかし、展望席からのスピード感は一見の価値あり、すれ違う列車を見ながら、飽きずに新宿まで帰ります。

 

 


展望席からのビデオです。御覧ください。 クリック。

 

 

 

 

箱根湯本になぜ、早く着いたのか。
 
単純なミスでした。"泊りや日帰り"のプランを作る際に

平日と土曜の時刻表を見間違えてしまいました。

結果的には、大涌谷でゆっくり、箱根湯寮もまたゆっくり
 
何が起こるか分からない、これも旅のご賞味です。 堪忍


箱根の旅も両手で数えられないぐらい~

もう~ この歳になったら、ゆっくり旅をしたいですね。 

 


お付き合いありがとう御座いました。

 

①巡浴男三人 箱根日帰り旅〈駆け足周遊〉前編 コチラをクリック!

②巡浴男三人 箱根日帰り旅〈駆け足周遊〉後編 コチラをクリック!

      

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