テレビじじいの観戦日記

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大逆転ヘイル・メリーの余韻(下)

2015-12-07 11:14:35 | NFL
アメリカンフットボールには、「ザ・プレー」として記憶される伝説のプレーがあるんだって。

1982年のスタンフォード大20-25カリフォルニア大戦、残り4秒。19-20と逆転されたばかりのカリフォルニア大がキックオフリターンTDで逆転勝ちを収めた。

けっこうありそう、と思ったんだけど。これが日本でいえば1985年の甲子園バックスクリーン3連発なんだって。巨人戦で、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布の阪神クリーンアップトリオが放ったあの記憶だ。

ザ・プレーは、ラグビーのように5本のラテラルパスをつなぎ、勝ったと思ってグラウンドに入ってきたスタンフォード大バンド百数十人の間を縫い、突き飛ばして決めたさよならTDだった。

このシーンは、「ザ・キャッチ」だったかを検索していて、録画を見たことがあったんだけど、この時、2回ラテラルパスをした選手がいた。

リチャード・ロジャース。なんとアーロン・ロジャースのヘイル・メリーを捕球したリチャード・ロジャースの父親なんだそうだ。

そういえば、このプレーの直前、QBロジャースにラテラルパスしたのが息子ロジャースだったんだよな。それがフェイスマスクの反則を引き出して、あのものすごい幕切れになった。

ロジャースロジャースロジャース。小説だったら、わざとらしいと切り捨ててしまうところだ。

消そうと思ってまた見てしまった録画。英語の副音声にしたら、CBS放送席はすぐに1982年のロジャースの息子だ、とザ・プレーに言及していた。放送席のジム・ナンツ、フィル・シムズのコンビ(だったと思う)がすごいのか、それほど記憶に残るプレーなのか。

ザ・プレーを絶対に忘れないはずの男を1人知っている。

ジョン・エルウェ―。スタンフォードQBで大学最後の試合だった。もしエルウェ―が残り8秒ではなく残り4秒にしてタイムアウトをとり、FGユニットに受け渡したなら、逆転FGが決まった時点で試合終了になっていただろう、というタラレバ話がつく。