テレビじじいの観戦日記

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本因坊戦第2局の解説を楽しむ

2010-05-28 09:35:17 | 日記
本因坊戦第2局の夕方の生中継が面白かった。将棋名人戦と違って、この囲碁対局は、今回もアナウンサー抜き。高倉梢アマ六段が聞き手。小林覚九段が解説する。白番の羽根直樹本因坊に対して、黒番の山下敬吾天元が相当リードしている様子だ。

控え室の最新の検討結果を解説者が入れ替わり立ち替わりして披露する将棋名人戦と違い、小林九段が控え室に出かけた様子はない。つまり、小林九段だのみ。封じ手。「天元が天元に打った」といった軽口から、高倉アマがこんな手は…というのを並べさせて(だめでしょ)といなしたり。軽妙だ。小林九段がよほどのことがないかぎり黒の勝ちと断じたところで放送終了になった。

1目半差という結果は、番組を見ていた印象より差が少なかった感じだが、小林九段の指摘通り、山下挑戦者が安全運転したということ。プロだと歴然たる差なんだろうと思った。

対戦成績は1勝1敗のタイになった。次局以降も楽しみだ。