









阪神杭瀬駅の近くで、こんなカラフルな物件を見かけました。
この感じの建物、うーん、どこかで見たことがある・・・。
これです!台北にある福民國宅。
2016年に台北に団地巡りに行ったとき、googleで検索して見つけたパステルカラーの団地です。
これを実際に見た時は興奮しました!
窓の形なんかも日本の1960~70年あたりにあるのと似ていて非常にかわいい。
市街地なので公園ぽいのは無いのですが、木の下にちょっとベンチが置いてあったりしてのんびりした雰囲気。
映画のワンシーンかと思うような出来過ぎの写真も撮れました。
しかし今見たら写真の撮り方が下手すぎて・・・。
この時は十数団地を一日で廻ったので「台北の団地」というくくりで一冊作れるくらいネタがあるのですが、写真の出来が良くないので企画がお蔵入りしています。
また来ようと思ってましたが、なんとここが取り壊されたとの情報が・・・。
ちょっと検索したら今まさに取り壊し中の写真が出てきたり、起工式の写真が出てきたり・・・。
2020年の記事に「歷經44年終於改建 萬華福民社宅一期預計2025年完工」とありました。
これらの建物は築44年だったみたいです。2025年には新しい団地が竣工するみたいですね。前の団地みたいな可愛いヤツだったらいいんですが。
もう一度行きたかったけど時すでに遅し・・・。
私の好きな古い団地、まだまだ大丈夫と思っていたけど危ういかも。
次に行ったら急いでいろいろ訪問したいと思います。
ビーフンのケンミン食品が運営する「YUNYUN」のルクア大阪店に行きました。
ルクアイーレ地下2階にある「キッチン&マーケット」内にあります。
色々な店舗の中のいろんな場所に机と椅子が設置してあって、買ったものをそこで食べる形式です。フードコート+百貨店の食料品売り場みたいな感じの面白い空間です。
なんとここでは日本ではなかなか見かけない台南担仔ビーフンを食べることができます。
セットでジャスミンティーと焼小籠包3つが付いた「ニーハオセット」1050円を頼みました。
「台南担仔」という字面を見て反射的に頼んでしまったのですが、台南と言えば砂糖!
もしかして甘い?と警戒して口を付けましたが、さすがにケンミン、大丈夫でした。
普通に美味しい塩味のあっさりスープです。実は台南で担仔麺を食べずしてこちらで食べてしまったのですが、おそらく本場とは違う気がします。私は甘い味付けが苦手なので美味しくいただきましたが、本場で食べた方は同じものを期待しないほうがいいでしょう。
麺の見た目は細い素麺のような感じですが、米粉なのでコシは無く容易に嚙み切れます。
上に甘辛いミンチ肉とゆで卵半分が載っています。
ケンミンならではのビーフンメニューが豊富で、福建焼ビーフン・海鮮焼ビーフン・汁なし担々めん・台南担仔ビーフンとありますが、台湾好きには嬉しい魯肉飯もあります。
ちょっと量が少な目で台湾の屋台サイズなので、麺と魯肉飯の両方を食べても大丈夫です。
ケンミン製のパイナップルケーキ180円もありました。好評のようで箱入りは売り切れ。
本店は神戸元町にあります。大丸心斎橋店にもあったのですが、2022年8月で閉店してしまったので現在ルクアと本店の2店舗体制です。
本店のほうがちょっと安い価格設定になっているので、どちらに行くか迷ったら本店のほうをお勧めします。
https://www.k-yunyun.jp/
↓神戸本店のメニュー 大阪より100円位安いです。
第90回企画展「館蔵資料から見る 神仙思想と道教」に行ってきました。
出品数は62件(うち初公開19件)と、かなり見ごたえがあったのでご紹介します。
台湾文化とは切っても切れない道教。
隣国なのに仏教よりも道教が身近なのが不思議だったし、街の中に至る所に大小のお廟があって、さらにはマンションの一室とか民家の隙間みたいな狭いところにまでお廟があるのが面白くて、訪台の度に撮っていました。
天理参考館にいくのは初めてですが、天理市には何度か訪問経験あり。
独特の天理教建築が立ち並ぶ街並みの真ん中、天理大学の横に天理参考館はあります。
ロビーではオルメカ文明の巨大な顔像のレプリカがお出迎え。
常設展は主にアジアの文化についての展示。
吹田にある国立民族学博物館みたいで期待以上に見ごたえあり。
台湾文化もかなり展示が多く、日本に居ながらにして台湾文化の一端を学ぶことができます。
「福禄寿 ー中国・台湾ー」では、幸福に長寿を全うすることを願う庶民の願いを託した玩具や人形芝居、商店看板、生活用具、祭祀用具などを展示。台湾の人形劇の人形が大量に収蔵されていました。
嘉義にあった廟の扉の実物にはびっくり。
「祖霊と共に生きる ー台湾の先住民ー」ではパイワンの民具をたくさん展示してありました。
企画展は3階の一室で。ここに辿り着くまでにかなり時間がかかりました。
道教のルーツのひとつと言われる「神仙思想」、道士たちが目指す「不老長生」、不老長生を実現するために行う「儀礼」、さらに「道教や民間信仰の神々」という4つの視点で展示されていて、中国のと同じくらい台湾で蒐集したのものがありました。
▼王爺の神轎(おうやのしんきょう) 台湾台南市(19世紀後期)
精緻な彫刻は三国志の故事を表現しているそうで、諸葛亮孔明も居るので探してみましょう(城壁の上です)。こちらは通常一階の常設展コーナーにあるので、いつ行っても見学可能です。
▲財子寿燈座 台湾台北市士林(19世紀後期)
中央には3人の、右から財宝・子宝・長寿の福神が居る、縁起の良い燈台。
「士林」というピンポイントな地名まで書かれていたので思わず二度見しました。
▲土地神 台湾(20世紀中頃)
台湾各地にある各村落の守り神。優しい福相の老人として表現されることが多いそう。これは表情と服装がいいですねえ。この廟の名前もよく見かけるので、今度渡台したら注目してみます。
◆会期:2022年7月13日(水)~9月5日(月)
◆休館日:7月19日(火)・8月9日(火)・8月13日(土)~17日(水)・8月23日(火)・8月30日(火)
◆時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
◆会場:天理大学附属天理参考館 3階企画展示室