台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

「台中文化創意産業園区」は台湾最大の酒造工場だった!

2021-04-26 23:17:57 | 日本統治時代の洋風建築(近代建築)

台中文化創意産業園区は、台中駅から徒歩15分くらいの場所にある施設です。

日本統治時代の民営「大正製酒株式会社」をリノベーションして2011年にオープンしました。
創立当時は台湾最大の酒造工場だったとのことで、古い倉庫やタンクがずらりと並んでいます。

とにかく広いので、展示もちょっと持て余し気味かな・・・。でも壁や梁の感じがめっちゃかっこいいです。

訪問時には「建築模型典蔵展」が開催中で、日本統治時代の日本人建築家から現代の台湾の築家まで幅広い作品が取り上げられていました。
係員さんに聞いてみたけど、図録は作っていないとのことで残念でした。

駅の南側で観光客が行かない方向なのですが、近くに市場もあるし、夜市もあるし、なかなか街歩き甲斐があるエリアなのでぜひ行ってみてください。

◆台中文化創意産業園区(台中市南區復興路三段362號)
 公園:6:00-22:00
 展示:9:00-17:00


台中の「千越大楼」は宮原眼科の向かいにある廃墟。

2021-04-18 20:41:20 | 珍スポット

台中の「千越大楼」は宮原眼科と川を挟んで向かい側にある廃墟ビルです。
あんな場所に廃墟が!?と驚くような便利な場所で、外観も周りに溶け込んでいるので目立ちません。

1973年に大型複合商業施設として開業。何度も火災が発生したためテナントの移転が相次ぎ、徐々に廃墟化していったそう。

2017年からアートチーム「逃亡計劃 Escape PLAN ”X”」が建物全体を舞台としたアート活動を開始したことで人気のスポットへと変貌しました。
そろそろビルが壊されるかもという噂があり、2020年1月に慌てて見学に行きました。これが入り口なんですが、廃墟感が凄くて勇気がいります。

途中にあるレストランの廃墟はかなり荒らされていました。

このあたりが管理人「逃亡計劃 Escape PLAN ”X”」の居場所です。めっちゃ居心地よさそうな休憩スペースが廊下にありました。

階段に描きまくっているのがカッコいいです。

屋上からしか見えない位置に描かれたグラフィティは一見の価値あり。


参観方法はブログ「ナカジマチカ」の
大型複合施設廃墟が鮮彩なアートビルに変貌。台中の「千越大樓」へ行ってみた
に詳しく載っています。

◆千越大楼(台中市中區綠川西街113號)