仁德二空防空碉堡は、第二次世界大戦中に日本軍によって建設され、防空施設として使用されていました。
第二次世界大戦後に一部が損傷し、高さが1メートルを超える構造物が残りましたが、戦闘準備のために台湾軍によって現在の高さ(約4〜5メートル)に改修されました。
歴史建築に指定されたのは2016年と最近です。
周辺は空き地になっていますが、前にご紹介した廃駅「南台湾駅」から続く広大な眷村が取り壊された跡地です。
日本統治時代には空軍が駐留していた関係で、現在も台湾空軍の管理下にあり、台湾軍の宿舎なども建っています。
眷村の古い家屋も一部残っていて「二空眷村樹屋」という観光スポットもあったのですが、私が行ったときには廃業していて入れなくなっていました。
ちなみに仁德二空防空碉堡のバックに写っている団地は「二空新城」。おそらく二空眷村に住んでいた方々の新しい住まいです。
この団地の向こう側には平屋の建物が多く建っていてお揃いの瓦屋根なので、もしかしたら日式建築かもしれません。こちらも眷村のようです。
◆仁徳二空防空碉堡
台南市仁德區