台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

台湾電力の社宅が鉄窓花だらけだった!

2020-09-30 07:07:34 | 集合住宅(中層・低層)

高雄にある台湾電力の社宅は台湾電力の鳳山営業所に隣接し、同じ規格の団地が整然と並んでいます。

茶色の階段室が真ん中にある4階建ての中層です。

しかし交差点の一番目立つ場所のフェンスに洗濯物を干していてゆるい雰囲気です。

団地の中心に公園があり、周囲に台湾電力のバスが大量に停めてありました。

中は鉄窓花だらけで素晴らしいのですが、なぜか花の形の鉄窓花多し。あまり着色せず、シンプルな感じでした。よく見る花が三輪のに混じって、一輪のがちょいちょいありました。

ドアは赤で統一されていました。少しづつ地模様が違うのが楽しいです。

↑これ、電気配線みたいでかっこいいです。

台湾としては珍しく、シンプルでクールビューティーな台湾電力の社宅でした。


予想の3倍大きかった!!高雄の自來水公園の給水塔

2020-09-29 07:36:50 | 珍スポット

自來水公園に給水塔があると聞きつけ、2019年1月に文化中心駅に降り立ちました。実は駅前からビル越しにすでに給水塔が見えていましたが、まさかあれが給水塔だとは思わず写真を撮っていません。

「自來水」とは上水道のこと。この公園はもともと水道施設で、給水塔は1960年に米国の技術援助で建てられました。貯水容量は3800トン・高さは38メートルの巨大給水塔は、何と使い勝手が悪かったそうで完成後は実際に貯水することなく放棄されました。

2013年、高雄市政府は錆びた給水塔をアーティスト・魏淑惠に依頼して塗り直したため、このような外観になったそうです。

我々が日本の団地で見ている給水塔の頭部の数倍デカいので、是非ご自身の目で確かめて欲しいです。

台湾の人もこの給水塔を可愛いと思うようで、【高雄旅遊景點】の「自來水公園。可愛彩繪大水塔」では、過剰な数の給水塔の写真が上げてあります。

この辺りは高級住宅街で落ち着いたエリアですが、周囲のマンションの外壁の壁画も可愛く塗装してありました。交通も便利な場所なので、高雄観光のついでに是非。高雄市立文化センターのすぐ横なのでわかりやすいですし、大きいので見落とすこともありません。


建国市場(台中市)【台湾で市場を見ると必ず入ってしまう②】

2020-09-28 17:36:30 | 市場とスーパーマーケット

台湾で市場を見ると必ず入ってしまう人です。

今回は、台中市の建国市場です。場所は台中駅の北東。観光客が行く方向とは駅の反対側です。

最近整備されて公開された、帝国製糖の台中営業所を修復・活用した文化施設「台中産業故事館」から見えています。「帝国製糖廠」は、日本統治時代の製糖会社の事務所で、美しい近代建築です。周辺の空き地は、日本の三井不動産と台湾企業が組んで、「三井ショッピングパーク ららぽーと台中(仮称)」を建設予定。

建物が赤レンガで、もしかして近代建築かもと思って行ったのですが、台中駅前にあった市場を移転集約して近年できたものらしいです。

天井の高い大容量の空間に、整然とお店が並びます。

海鮮コーナーが充実していました。

お肉コーナー。

干し肉コーナーには、犬用のも売ってました。

最高に美しかったお肉屋さん!!こういうのを見ると嬉しくなってしまう。すごい物量!!これ一日で全部売れるのかな?

卵は高級品の烏骨鶏も無造作に売ってます。色が青みがかった白です。

あと練り物屋さんが何軒もありました。色とりどりのおでん種や鍋の具が迫ってきます。あとは揚げるだけの半調理品もありました。

見ているだけでうっとりしますね。

建国市場は今までに行った中でも最高に活気があって、規模も大きかったです。台中駅前からはバスを使っても徒歩でも15分くらい。バス停「新建国市場」から徒歩3分ほどです。


竹南のレトロタイルと鉄窓花の集合住宅に歓喜!

2020-09-27 16:11:00 | 集合住宅(中層・低層)

2019年末に苗栗に行った時、この先なかなか行く機会も無いだろうと隣町の竹南に行きました。竹南は台鉄苗栗駅から15分。気軽に行くことができます。竹南駅で台中線(山線)と海岸線(海線)とルートが分岐しているので交通の要衝でもあり駅も大きめでした。

竹南には日本統治時代に南日本精糖という製糖会社の大きな工場があり、1943年に操業停止したそうで、駅前に記念碑が建っていました。かなり可愛めです。

この町は巨大な神像を祀る廟が二つあることで有名で、その二つの間を徒歩移動していた時のことです。街中にめちゃめちゃ目を惹く集合住宅がありました。

全体的に細かいタイルが貼ってあって、ベランダの形も凝っています。

何よりもこの理髪店が看板から何から無茶苦茶カッコいいです!郵便箱、植木鉢、室外機と好きなもの全部載せ!!

向かい合う2棟の建物が同じ建て方で、その窓が全部可愛い!

一つ一つ自分好みに変えてあるのが面白いです。

これだから、台湾の路地歩きは楽しいですね。また渡台したいです。


高雄の衛武國宅はプロのアーティストが描いたカラフル壁画がある団地。

2020-09-27 12:13:10 | 集合住宅(中層・低層)

MRT「衛武營」駅を出るとすぐの「衛武國宅」。2018年に芸術文化センター「衛武營國家藝術文化中心」が全面開業して話題になったあたりです。

ここはバス停の横の建物の壁。めちゃくちゃ大きい本棚の壁画が描いてあります。よく見ると日本語タイトルの本も。これは高雄出身の台湾人アーティスト楊惟竹の『ようこそ僕の部屋へ』と題された壁画。カルフールのシンボルマークが書いてあるので、スポンサーなのかも知れません。ここでは記念撮影をする観光客多数。

この巨大本棚の隣接地にあるのが「衛武営國宅」。ここは築40年ほどの団地をまるごとアートで彩ってしまっています。バス通りでもある大通りに面していてとても目立ちます。

これらは高雄苓雅國際街頭藝術節(苓雅國際ストリートアートフェスティバル)の一環で描かれた壁画で、台湾国内のみならず全世界17ヵ国から31のアーティストを招いて描かれました。2020年は11月21日から開催だそうです。

各アーティストの情報は、このQRコードを読み取ると出てきます。

団地の一階にあったこのお店。看板には「客家板條」と料理名が書いてるお店。ここの客家板條がセロリ風味のスープが美味しくて、びっくりしました!!

団地は住民が居るので写真撮影していいのかどうか迷いますが、ここは観光客歓迎なので安心。どこを撮っても大丈夫です。どこを撮っても絵になるので、時間をとってゆっくり出かけてください。