台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

誠品生活高雄駁二店はお土産探しにも使えて便利。

2021-01-28 07:36:02 | 観光名所

誠品生活高雄駁二店は、台湾製糖の倉庫群をリノベーションしてできた複合アートスペースの中の「大勇倉庫群」にあります。塩埕埔站から歩いていくと右手に見えます。

港湾に立ち並ぶ赤レンガ倉庫で、横浜や神戸や函館に似ています。

巨大な赤レンガ倉庫を倉庫を丸ごと一棟使った店舗で、外観もとても雰囲気が良いです。
夜に行くとライトアップもされています。

ちょっとしたカフェも併設されていて、休憩にも使えます。私は近くのホテルに宿泊していたので、夜に行きました。この辺りは観光客が気軽に入れる大規模な店舗が無かったので、便利です。
お土産にできそうな雑貨やお菓子もあって、高級感のある箱菓子は2個買うと10%引きだったので、お得でした。

ここには2019年に行ったのですが、数年行かない間に環状軽軌という路面電車ができていて、哈瑪星に行くのがむちゃくちゃ便利になっていました。将来的に高雄市内をぐるっと廻れるようになるそうで、楽しみです。

今はもうできていると思いますが、海洋流行音楽中心というライブハウスも建設中でした。面白い外観だったので、見に行ってみたいですね。
一年行かないとどんどん新しい建物が建っていくので、早く再訪したいです。

◆誠品生活高雄駁二店(高雄市Gushan區大勇路3號駁二藝術特區C4倉庫)
 10時00分~21時00分(無休)


台中国家歌劇院は一大観光地!

2021-01-27 21:13:56 | 現代建築

2014年に伊東豊雄の設計で竣工した大型公共コンサートホール。

周辺は周辺は高級マンションが立ち並ぶ再開発地区で道路も広いので、四方から写真が撮れます。

曲線で構成された有機的な外観と内観、そしてその巨大さに圧倒されます。四面全て表情が違うので、ぐるりと一周して表情の変化を楽しみたい建物です。

内部には人気クリエイター集団VVGがプロデュースするショップやレストラン、屋上庭園もあって自由に出入りでき、国内外の観光客も多く常に賑わっています。行った日はホールで開催されるイベントのない昼下がりだったのですが、建物の見学や食事に来ている方が多くいて一大観光地になっているようでした。

一階のショップには、日本人にも人気の古い建築物を蒐集・出版している台湾人ユニット「老屋顔」が手掛ける台湾の古い家屋をモチーフとしたグッズも販売しているので、建物好きなら楽しめること請け合いです。

以前ご紹介したタイルが素晴らしい独立兼書店「邊譜」の近くなのでセットでどうぞ。

◆台中国家歌劇院(西屯區惠來路二段101號)


台北で一番感動した近代建築【國立台湾大学付設医院旧館】

2021-01-25 12:58:44 | 日本統治時代の洋風建築(近代建築)

私が台湾で一番感動した日本統治時代の建築は、「國立台湾大学付設医院旧館」(1916/大正5年)です。

まず玄関ホールが圧巻。特徴的な床のタイルは、遠くから見ると水玉模様です。

ホールの二階部分には非常用の螺旋階段があります。

上空から見ると中心の通路を軸に規則的に建物が並び、魚の骨のようになっています。
これは衛生管理のため採光と通風を確保する工夫だそうで、さらに一階部分は上げ底にして、湿気が来ないように配慮しているそうです。

赤煉瓦と白花崗岩の「辰野式」建築で、ベランダを廻らしたのは南方を意識してのこと。

建設当時は東アジア最大規模の病院でした。すごいのが、建物が現在も病院として使用されていること!
大切に修復されて使われている建物を見ると、嬉しくなりますね!!

ここ周辺は近代建築の宝庫で、少し歩くだけで多くの近代建築が目に入ってきますが、ここもぜひ見に行ってみてください。

◆国立台湾大学医学院附設医院
  台北市中正區常德街1號

 


台中の東海大学にはモダニズム建築の教会がある。

2021-01-22 21:31:53 | 現代建築

台中は駅前からバス専用道路が郊外に延びています。バス専用道路は途中から丘を登っていくのですが、丘が始まるあたりの左手にあるのが東海大学です。

東海大学は、1955年に台湾で最初の私立大学として設立されたキリスト教系の大学。
国民党が国共内戦の結果台湾に逃れた後、中国大陸にあったキリスト教系大学の関係者が創設しました。 
広大な敷地を持っていて、中には教員宿舎である団地群やスターハウス、最新の現代建築の校舎や、古そうな木造の購買部などなど、建築の見本市のようです。

路思義教堂は建築家イオ・ミン・ペイ(貝聿銘)の代表作の一つで、1962年に竣工したモダニズム建築です。2019年には国定古蹟となりました。

柱と梁を一切使わない独特の手法で建てられていて、屋根そのものが建築自体を支える構造で、三角形の簡素な外形をしています。

この世界にも有名な建築前の芝生広場は台中市民の憩いの場となっていて、お弁当をもってピクニックにやってくるような気軽な場所です。正門前から土日でも無料シャトルバスが運行していて見学歓迎なので観光客でも大丈夫です。

建物周辺の見学は自由ですが、教会堂内部の見学は時間が決まっていますので、時間を合わせて行くことをお勧めします。
私は事前の調査不足でした。

◆東海大学・路思義教堂(台中市西屯區台灣大道四段1727號)


高雄国際商場はゲタバキ団地っぽさがある市場。

2021-01-16 11:24:48 | 市場とスーパーマーケット

高雄国際商場は、塩旅社からバス乗り場に向かう途中に見つけた古い商店街です。
アーケードが大通りに面しているのですが、最初近代建築かと思ったくらいの立派なものです。
四階建て+屋上です。

ここができたのは日本統治時代の1936年頃。そのころにこのあたり一帯が市場で、「銀座通り」と呼ばれていたそうです。
昔の絵ハガキによると、現在有名な「鴨肉珍」のある角のあたりから一帯がずっと市場だったみたいですね。
私が近代建築の洋館と間違えた入口もちゃんと写っています。

南北の入口がこの四階建てだったそうですが、南側は壊されたようで残っておらず、途中から切れていました。

現在は営業している店舗は数える程。人通りもなくひっそりしていました。

二階以上は集合住宅になっていて、住民もおられます。
誰もいないと思っていたら、頭上の渡り廊下を歩く人がいてびっくりしました。

ここは営業していました。
「山本頭」のできる理髪店は貴重なので男前になりたい方は是非。

この中に、「House of Takao Ginza」という民泊ができています。

一階が飲食店で、二階以上が四階まで貸し切りで広いので一泊2万円以上します。台湾へ行けるようになったら大人数で泊まりに行きたいと思っています。


◆高雄国際商場(高雄市鹽埕區五福四路)