台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

元町の友力食品で月餅を買う。

2022-09-20 07:52:52 | 日本で台湾体験

今年の中秋節は9月10日土曜日でした。
月餅が大好きなのにこれが季節ものということを知らず、初めて上海に行ったとき勢い込んで月餅を買いに行ったのですが、お土産物屋の隅に一種類だけあってがっかりした覚えがあります。(でも買いました)

ここ数年は毎年神戸の元町にある友力食品で買うことにしています。

友力食品は2001年に創業。いつも元町通の工房で手作りされています。
店舗は商店街に迫り出したワゴンで販売しています。

素晴らしいのは通年月餅を販売していること!
ここでは常時いろいろな中華菓子を40種類以上販売しています。

中秋節近くになると月餅の品ぞろえがぐっと増え、中に塩漬けの卵が入った大振りのものが販売されます。通常品の倍以上の価格ですが、大きさも倍以上あります。こちらの月餅は良く焼いて水分が少ないものなので賞味期限が3か月くらいあります。
中秋節は過ぎましたが、いまだに通販で販売継続中なので欲しかった!という人はお早めに。


シルクスクリーンで鉄窓花を刷ってきた!

2022-09-19 21:44:49 | 日本で台湾体験
昨年、台湾で撮り溜めた鉄窓花の写真と街歩きの記録を纏めた「台湾鉄窓花蒐集帖」を自費出版しました。
おかげさまで好評をいただき、台湾の写真展しませんかとお誘いを頂くことがあるのですが、自分はカメラに疎くていつもコンデジでオート撮影。
記録用としての用途でしか撮っていないし、自分の作品という気持ちがいまひとつ持てずにいました。
本にすると本全体が作品になるので、自分の物という実感があるんですが。
 
 
ちょっと自分の手で何か鉄窓花にまつわるものを作ってみたいなと思い、シルクスクリーンを習いに行ってきました。
行ったのは大阪市にある「クモノスクリーン」さん。
主宰はしまだそう(シルクスクリーン作家)さんと、西嶋 みゆき(版画作家)さんご夫妻。
中学生の美術の授業で一回やった以来の素人です。
 
 
戸建ての一階の台所とリビングをワンルームにして、まるごとシルクスクリーンの作業場にしています。
まずは、やりたいイメージに近い写真をフォトショップに取り込んで、整えたり不要なノイズを取り除いたりする作業から。
いきなりデジタル作業になってしまい、フォトショ初心者の私は四苦八苦。
しかし、先生が手取り足取り教えてくれます。
これ、フォトショの勉強にもなってしまっている・・・3000円は安すぎなのでは??
やっている最中は写真を撮る余裕もなかったので、出来上がりが下に写ってしまっていますが、こんな感じ。
 
 
シルクスクリーンは文字通り絹の布を通してインクを押し出して印刷するもので、自分の記憶では印刷は1か0かののっぺりしたものが
出来上がったのですが、今はパソコンで細かいドットを指示できるので、同じインクでも濃くしたり薄くしたりできます。
なので、一色でも濃淡を自在につけることができるので、ほとんど写真みたいなのもできます。
私は初心者なのでとりあえず1色でチャレンジ。少し濃淡のある半分写真みたいな感じにしてみました。




 
私はだいたい3時間半くらいで10枚のはがきサイズを作成。
フォトショ作業が7割で、画像を版に転写して紫外線で固めて、不要な部分を水洗いして取り除いて版を完成させて、実際の印刷はほんの10分くらいでした。
フォトショ熟練者ならもっと早くできると思います。
あらかじめ用意していた額に入れて窓っぽくしてみました。
真ん中のは私のシルクスクリーンの元になった、台湾で撮影した鉄窓花です。

 
一枚だけシルクスクリーンを入れてみました。
写真だけより締まって見える!



そんなわけで、初心者の私が作ったシルクスクリーン作品と写真が、常滑で展示されます。↑の現物を展示しますので、お近くの方は是非。
 
常滑はあいちトリエンナーレの会場にもなっていますし、今(タイル愛好家の間で)話題の杉江製陶所のモザイクタイル(本当に美しいので必見)が10月10日まで「とこなめ陶の森」で展示されています。
 

尼崎で、今は亡き台北の福民國宅を思い出す。

2022-09-04 20:04:00 | 集合住宅(中層・低層)

阪神杭瀬駅の近くで、こんなカラフルな物件を見かけました。

この感じの建物、うーん、どこかで見たことがある・・・。

これです!台北にある福民國宅。

2016年に台北に団地巡りに行ったとき、googleで検索して見つけたパステルカラーの団地です。
これを実際に見た時は興奮しました!

窓の形なんかも日本の1960~70年あたりにあるのと似ていて非常にかわいい。

市街地なので公園ぽいのは無いのですが、木の下にちょっとベンチが置いてあったりしてのんびりした雰囲気。


映画のワンシーンかと思うような出来過ぎの写真も撮れました。

しかし今見たら写真の撮り方が下手すぎて・・・。
この時は十数団地を一日で廻ったので「台北の団地」というくくりで一冊作れるくらいネタがあるのですが、写真の出来が良くないので企画がお蔵入りしています。

また来ようと思ってましたが、なんとここが取り壊されたとの情報が・・・。
ちょっと検索したら今まさに取り壊し中の写真が出てきたり、起工式の写真が出てきたり・・・。

2020年の記事に「歷經44年終於改建 萬華福民社宅一期預計2025年完工」とありました。
これらの建物は築44年だったみたいです。2025年には新しい団地が竣工するみたいですね。前の団地みたいな可愛いヤツだったらいいんですが。

もう一度行きたかったけど時すでに遅し・・・。
私の好きな古い団地、まだまだ大丈夫と思っていたけど危ういかも。
次に行ったら急いでいろいろ訪問したいと思います。


ルクアイーレ地下2階の「YUNYUN」で台南担仔ビーフンを食す。

2022-09-02 07:26:56 | 日本で台湾体験

ビーフンのケンミン食品が運営する「YUNYUN」のルクア大阪店に行きました。
ルクアイーレ地下2階にある「キッチン&マーケット」内にあります。
色々な店舗の中のいろんな場所に机と椅子が設置してあって、買ったものをそこで食べる形式です。フードコート+百貨店の食料品売り場みたいな感じの面白い空間です。

なんとここでは日本ではなかなか見かけない台南担仔ビーフンを食べることができます。
セットでジャスミンティーと焼小籠包3つが付いた「ニーハオセット」1050円を頼みました。


「台南担仔」という字面を見て反射的に頼んでしまったのですが、台南と言えば砂糖!
もしかして甘い?と警戒して口を付けましたが、さすがにケンミン、大丈夫でした。
普通に美味しい塩味のあっさりスープです。実は台南で担仔麺を食べずしてこちらで食べてしまったのですが、おそらく本場とは違う気がします。私は甘い味付けが苦手なので美味しくいただきましたが、本場で食べた方は同じものを期待しないほうがいいでしょう。

麺の見た目は細い素麺のような感じですが、米粉なのでコシは無く容易に嚙み切れます。
上に甘辛いミンチ肉とゆで卵半分が載っています。

ケンミンならではのビーフンメニューが豊富で、福建焼ビーフン・海鮮焼ビーフン・汁なし担々めん・台南担仔ビーフンとありますが、台湾好きには嬉しい魯肉飯もあります。
ちょっと量が少な目で台湾の屋台サイズなので、麺と魯肉飯の両方を食べても大丈夫です。

ケンミン製のパイナップルケーキ180円もありました。好評のようで箱入りは売り切れ。

本店は神戸元町にあります。大丸心斎橋店にもあったのですが、2022年8月で閉店してしまったので現在ルクアと本店の2店舗体制です。
本店のほうがちょっと安い価格設定になっているので、どちらに行くか迷ったら本店のほうをお勧めします。

https://www.k-yunyun.jp/

↓神戸本店のメニュー 大阪より100円位安いです。