台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

台湾に行けないからZINE作ってました。

2022-07-25 12:43:42 | 私の台湾旅行

台湾に最後に行ったのが2020年の2月。あれから2年半も経ってしまいましたね。

コロナがこんなに長引くとは思っておらず、2020年6月の航空券を予約したりしていましたが、全然ダメでした。

2021年には手持ちの写真で「台湾鉄窓花蒐集帖」という鉄窓花(日本でいうところの面格子)を集めた写真集を作りました。

しかし2022年はさすがに手持ちでは物足りなくなり、「台湾鉄窓花蒐集帖」を作るために気分転換を兼ねて自宅と会社近辺のホテルに泊まりまくっていたので、それを纏めようと思い立って作ったのが「台湾に行けないから近所のホテルに泊まって同人誌作ってました。~関西のホテル自腹本音レビュー~」です。

2021年の途中でこれを一冊に纏めようと決めたので、ネタ探しと気分転換を兼ねてgotoも終わっているのにホテル宿泊が加速していきました。なので一年半で100泊はしています。

本書には宿泊料金も詳細に書いてありますが、gotoが終わったらホテルはどんどん値下げを始め、異次元の安さに突入していったので今だとこの価格で泊まるのは難しいと思います。特に大阪と神戸のホテルは値段がかなり上がりました。安いのは東京で、おそらく東京オリンピックで作りすぎてホテルが余って過当競争になっているのだと思います。

本書は、ZINEを作るための作業机目的の宿泊記録なので、レビューの点数はが使いやすかったか、椅子が座りやすかったかに特化しています。
宿泊サイトはちゃんと机の写真を掲載して欲しいですね。隅に見切れているようなわかりにくい写真が多いです。

そんなわけで最初は机だけに注目していたのですが、ひどい座り心地の(背中に棒状の背もたれが食い込む)椅子に当たったのがきっかけで、椅子の配点を付け足すことにしました。
いくら机が良くても、こっちは外にも出ずに一日中机の前にいるわけですから、椅子はとても重要なのです。

そしてやはり窓から外が見えないのは苦痛ですね。一度窓無し(というか窓の外が隣のビルの壁)というのにあたりましたが、滅入りました。当然ながら狭すぎるのもNGでした。

毎度外食になるので、ホテル近辺の一人で利用しやすい店や日々の日記みたいなものも載せています。ひとつのホテルにつき1200字書いていたら、長すぎとデザイナーに注意されて1000字くらいに削りました。
110ページの分厚い本ですが、良いブックデザイナーに恵まれ、見やすく面白い本に仕上がったと思います。
同人作家さんだけではなく、リモートワークやワーケーションをしやすいホテルを探している方にも参考になると思います。是非ご一読ください。


台湾で最も危険な祭り・鹽水蜂炮

2022-07-21 07:28:39 | 珍スポット

台湾で最も危険といわれる祭り・鹽水蜂炮(塩水ロケット花火祭り)。
ロケット花火や爆竹など街中で乱射して体に浴び、無病息災を祈るという奇祭です。
開催は毎年、元宵節(旧暦1月15日)に2日間と決まっています。
ヤマサキタツヤさんも、絵に描いておられましたね。

2021年は観光客をシャットアウトして地元民だけで開催し、2022年は2日の会期を1日に短縮し、メイン会場では上限1,000人の総量規制をして開催したそうです。

開催日が固定で予定が立てやすいとはいえ、開催が台南の郊外で、深夜に及ぶということで観光客にはハードルが高い祭り。
この祭りに友人が参加したというので話を聞きました。

まず祭り当日に塩水に行くと、そこここでフルフェイスのヘルメット(首元をガードする消防隊が着用するような形式)・厚手の綿の上着のセットが売られているのでそれを購入。
なぜなら、ロケット花火は上からではなく横からも撃ち込まれるから。
また、半端なく火の粉が降りかかるので、化学繊維でできた服は溶けるのでNG。厚手の綿がベストです。
もちろん綿でも溶けないだけで穴は開きます。

録画したものを見せて貰ったのですが、ぎゅうぎゅうの人混み(居るのは見る限り男性ばかり)に向けて容赦なくロケット花火が撃ち込まれ、大音響が鳴り響きます。ロケット花火が上向きでは無く明らかに水平にセットされていて、火の粉がまともに当たっていました。街中のあちこちで深夜までこれが行われているというのだから、住民は寝られないはずです。

友人はその体験を「不夜炮城 台湾ロケット花火祭参加記録」としてZINEとして販売していますので、本気で参加を検討している方にはものすごく参考になるはずです。読むだけでも楽しいですよ!


ヤマサキタツヤさん個展「台灣めし絵とコラム展」

2022-07-18 11:19:28 | 日本で台湾体験

台南といえばこの人・ヤマサキタツヤさんの個展「台灣めし絵とコラム展」を見に池田へ。

いつ見ても素敵な佇まいの時光舎さんの二階での展示です。

一度は行きたい台湾の「最も危険」な祭り・塩水蜂炮の絵もありました。ここは郊外ということと、祭りが深夜に及ぶこともあり車かバイクで行くのがベスト。観光客にはハードルの高い祭りです。

ハナコさんのコーナーにあった台湾の紙ものコラージュ。台湾に行きたい気持ちが高まります。

ゆっくり見て、薄暗い台湾の路地裏の雰囲気が伝わってくるような絵があって、思わず購入してしまいました。(写真はその原画)

何時に行けるかわからなくて時光舎さんの予約をしていなかったのですが、ヤマサキさんと喋っていると運良く空きが出て、粥セットを食べることが出来ました。 味も最高なんですが、何よりいつ来ても店員さんが優しくて、混んでいてもゆったりした雰囲気なのが◎です。

池田の街はいつ来てもゆったりしていて、駅前の商店街ものんびりムード。路地に一歩入るとここ時光舎さんのような古民家があったり、古書店やカフェが点在していて街歩きが楽しい街です。もう少し涼しくなったら再訪したいです。