台湾に最後に行ったのが2020年の2月。あれから2年半も経ってしまいましたね。
コロナがこんなに長引くとは思っておらず、2020年6月の航空券を予約したりしていましたが、全然ダメでした。
2021年には手持ちの写真で「台湾鉄窓花蒐集帖」という鉄窓花(日本でいうところの面格子)を集めた写真集を作りました。
しかし2022年はさすがに手持ちでは物足りなくなり、「台湾鉄窓花蒐集帖」を作るために気分転換を兼ねて自宅と会社近辺のホテルに泊まりまくっていたので、それを纏めようと思い立って作ったのが「台湾に行けないから近所のホテルに泊まって同人誌作ってました。~関西のホテル自腹本音レビュー~」です。
2021年の途中でこれを一冊に纏めようと決めたので、ネタ探しと気分転換を兼ねてgotoも終わっているのにホテル宿泊が加速していきました。なので一年半で100泊はしています。
本書には宿泊料金も詳細に書いてありますが、gotoが終わったらホテルはどんどん値下げを始め、異次元の安さに突入していったので今だとこの価格で泊まるのは難しいと思います。特に大阪と神戸のホテルは値段がかなり上がりました。安いのは東京で、おそらく東京オリンピックで作りすぎてホテルが余って過当競争になっているのだと思います。
本書は、ZINEを作るための作業机目的の宿泊記録なので、レビューの点数はが使いやすかったか、椅子が座りやすかったかに特化しています。
宿泊サイトはちゃんと机の写真を掲載して欲しいですね。隅に見切れているようなわかりにくい写真が多いです。
そんなわけで最初は机だけに注目していたのですが、ひどい座り心地の(背中に棒状の背もたれが食い込む)椅子に当たったのがきっかけで、椅子の配点を付け足すことにしました。
いくら机が良くても、こっちは外にも出ずに一日中机の前にいるわけですから、椅子はとても重要なのです。
そしてやはり窓から外が見えないのは苦痛ですね。一度窓無し(というか窓の外が隣のビルの壁)というのにあたりましたが、滅入りました。当然ながら狭すぎるのもNGでした。
毎度外食になるので、ホテル近辺の一人で利用しやすい店や日々の日記みたいなものも載せています。ひとつのホテルにつき1200字書いていたら、長すぎとデザイナーに注意されて1000字くらいに削りました。
110ページの分厚い本ですが、良いブックデザイナーに恵まれ、見やすく面白い本に仕上がったと思います。
同人作家さんだけではなく、リモートワークやワーケーションをしやすいホテルを探している方にも参考になると思います。是非ご一読ください。