台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

高雄の塩旅社は海の見える絶景宿。でも閉鎖してる。

2021-01-01 16:30:00 | 台湾のお勧めホテル

Hotel Yam(塩旅社)は、台湾好きの方に教えていただいた高雄の宿です。

予約サイトの写真ではよくわからなかったのですが、オーシャンビューでした!!
なぜこれを予約サイトで推さない!?
細いビルがまるごとホテルで、前には5階建てくらいのビルしかないので、高層階からは全室海が見えます。
私が泊まった時は4,000円くらいでした。
室内の写真を撮るのを忘れました・・・。ベランダがちゃんとあって、室内も一人で使うのに十分な広さでした。

前にお廟が乗ったビルがあるので必見。
これはどこからお参りするのかな?


駁二藝術特區や誠品生活高雄駁二店にぶらぶら行けて便利でした。
誠品生活では、お土産にピッタリの郭元益の「喔熊OH Bearクッキー」を複数箱買うと10%引きだったので、お得でした。

あと、同じ方に教えていただいた塩旅社の近所のカフェ「一等一咖啡茶飲」が最高でした!
22時までやっていて、近所の方が続々とやってきてお喋りするような喫茶店なのですが、ジャズ喫茶みたいな落ち着いた内装で、レコードもたくさん。

そして今、一等一咖啡茶飲の場所を確認するためにgoogle mapsを開いたら、塩旅社が「閉鎖」となっていました・・・。
やっぱり外国人観光客が居ないと苦しかったんでしょうね。
またオーナーが変わって再開するかもしれないし、記録のために記事は残しておこうと思います。


今年は台湾に行けますように!!


◆Hotel Yam(塩旅社)(高雄市Gushan區七賢三路58號)
◆等一咖啡茶飲(高雄市鹽埕區新興街28之1號)


台南の「老古石渡」は、落ち着いた通りにある民家リノベ宿。

2020-11-26 07:10:45 | 台湾のお勧めホテル

有名な神農街の入口あたりから徒歩10分くらいの落ち着いた住宅街にある「老古石渡」。
友人がここのオーナーが以前経営していた宿に泊まったことがあり、とても良かったと言っていたので絶対良いはず、と確信して予約しました。

宿の名前は、前にある「兌悦門」という古跡が、「老古石城」と呼ばれていることからきているようです。老古石とは珊瑚のことだそう。
「兌悦門」は、1835年に造られた台南府城大西門外壁中央の城門の一つで、牡蠣の殻を使った蠣殻セメントとレンガで建造されていて、小さな車なら通り抜けることができます。また上に登ることもできます。↓これは門の上から撮った宿です。

一階のカフェの横に細い階段があり、2階に2室、3階に1室。
この時は3階に泊まったので一泊一室一万円位でした。
2階の外廊下にある扉を開けると3階に続く階段が現れ、そこを登ると客室という面白い造り。
広々としていて、長期滞在にもピッタリです。

周囲は静かな環境で、近くには予約必須の台湾料理店(筑馨居)や雰囲気の良いバー(LOLA蘿拉冷飲店)など、名店ぞろいなのに全然行けずで、勿体ないことをしました。

予約はbooking.comでできましたが、支払いは現地でPaypal経由となります。
使ったことが無い方は調べておいた方がよいと思います。

◆老古石渡
 台南市中西區信義街120號文賢路口兌悅門邊


高雄の歴史的建築に泊まろう②ズゥオ ミリタリー ビレッジ イン (左眷雅居x高雄眷村民宿)

2020-11-16 07:23:56 | 台湾のお勧めホテル

昨日は鳳山区の宿をご紹介しましたが、今日は左営区です。
高雄一有名な観光地・蓮池潭が近いですが、徒歩25分ほどかかります。

左営区には日本統治時代には海軍が置かれ、現在もその流れで中華民国海軍軍官学校があります。
私の泊まった左眷雅居x高雄眷村民宿は、その日本海軍士官の宿舎をリノベーションした宿です。
旧日本軍の宿舎の中でも、この一画は高級士官のお屋敷街だったようで高級住宅街のような佇まいです。

天井が高くひんやりしていて夏は涼しそう。かわいい茶器でお茶をいただきました。バスルームが最新式で使いやすかったです。

ここも夕朝食は付いておらず、オーナーは夜間は自宅に帰ってしまいます。なので門扉と自室の鍵をくれます。この日は私が独り占めでした。

コンビニも近くにないので、朝ごはんをどうしようかと思っていたところ、google mapsに6時00分~10時00分の間だけ営業する評判のいい屋台「古早味飯糰」を発見。どうやら毎朝幹線道路沿いに軽トラでやってくる行商のようです。

地図の位置とはちょっと違いましたが、居ました!人だかりがしています。常連客の様子を観察すると、注文したら勝手に飲み物を保冷バッグから取っている様子。私も「素食!」と頑張ってベジタリアンメニューを注文。

巨大なおにぎりをその場で握ってくれます。暖かくてとても美味しかったです。一個25元です。(100円弱)。今調べたらなんとFace Book page(古早味飯糰)がありました。

この辺一帯は大規模に日本統治時代の宿舎が残っていて、順次整備を行っています。この民宿の周辺のみ整備が終わっており10軒ほどの民宿が密集して営業しています。

非常に閑静で落ち着きのある街並みが心地よいですが、これらの建物では飲食業の営業が禁止なので、観光客向けの食事処が皆無です。また、駅から左営駅から徒歩30分ほどかかるので、ここを拠点にあちこち出歩くのは正直面倒です。その分、車での移動は快適なので、レンタカーを借りての観光には超おすすめです。

周囲は手付かずの廃墟なので、お好きな方にはいまが行き時かも。どんどん整備していっているので、来年だとまた様子が変わっているかもしれません。

 

◆ズゥオ ミリタリー ビレッジ イン (左眷雅居x高雄眷村民宿)

 高雄市左營區建業新村10號9號


高雄の歴史的建築に泊まろう①ファンダイキ ゲスト ハウス (眷待期休憩所)

2020-11-15 15:58:09 | 台湾のお勧めホテル

高雄の左営区と鳳山区には今でも大規模に日本統治時代の軍宿舎が残っています。
これらは築百年の歴史的建築ではありますが、単に保存して見学だけする施設にするのではなく、民間に貸し出して活用しながら保存する方針だそうです。色々制約があって、レストランや何かの販売店にするのは駄目だそうですが、工房や事業所や宿泊施設にするのはOKだそうです。

私の泊まった「眷待期休憩所」は黄埔新村という、中華民國陸軍軍官學校に隣接した立地でした。以前は陸軍の家族が住んでいたようで軍の管理下にありますが、半分くらいは未整備の廃墟・半分くらいは高雄市政府の事業として民間での活用が進んでいます。

オーナーは30歳前後の若夫婦で、とても親切です。英語は苦手のようでしたが、行きたいところや興味のあることをちょっと話しただけで、メールでたくさん情報をくれました。
オーナーは朝来て掃除などして、チェックインの客が揃ったら自宅に帰ってしまうので、旅慣れた人だとちょうどいい感じだと思います。

敷地内には母屋と離れがあって、母屋に1組、離れに2組宿泊することができ、個室なのでプライバシーも保たれ、一人旅でも安心です。私は離れの一室を貸してもらえました。
インテリアはちょっと昭和レトロのような感じで、古い日式宿舎の持ち味を生かしたセンスでとても感じが良かったです。これは母屋。↓

お土産コーナーでは、隣のネットショップ「SOHO工房」の商品も購入できます。

これは私の泊まった離れです。↓ 一枚目は左右にある宿泊部屋の真ん中の共有スペース。二枚目は離れの外壁。

タオルは宿の名前入りで特注品です。「眠豆腐」というブランド名がかわいいです。

宿泊すると、玄関の鍵と個室の鍵の2つを渡してもらえるので、何時に出て何時に帰っても自由です。また、自転車も一人一台貸してもらえます。
朝食も夕食もつかないので各自で準備することになるので私は以前ご紹介した超ローカルな伝的市場(鳳山第一公有零售市場)に行きました。
旅慣れた人に泊まっていただきたい素晴らしい宿でした!
是非2泊以上でのんびりどうぞ。


◆ファンダイキ ゲスト ハウス (眷待期休憩所)
 高雄市鳳山區東三巷102號(黄埔新村)
 予約はbooking.comから可能。日本人の宿泊が初めてで不慣れだったようで内金を要求されましたが、booking.comは内金不要なシステムなので、最終的には無しでいけました。


想起旅社生活工作室(台南市)は一人旅にお勧めしたいリノベ宿。

2020-10-17 07:42:20 | 台湾のお勧めホテル

宿の話を聞くのもするのも大好きです。

一か月ほど前に「台南の宿にハズレ無し!!みんな台南の古民家ホテルに泊まるべき。」というタイトルでちょっとこの宿に触れましたが、ちゃんと紹介できていないので再度取り上げます。

宿の名前は「想起旅社生活工作室(シンキングホームステイ)」で、台南の宮後街というところにあります。街路の一本隣は有名な美食街の国華街で、立地は抜群です。

入口はカフェっぽいのですが、現在はカフェ営業はしておらず、日本の薬看板が大量に飾ってあり驚きました。オーナーのコレクションかと思いましたが、どうやら日本人(医療関係?)の所有していた家だったようなので、それと関係があるのかも。

3階建ての個人宅をリノベーションしていて、一階はシングルルーム2部屋。上階は2人以上収容の部屋がいくつかあります。

ここは中庭で、左側に共用のトイレとバスルームとシングルルームが一室。正面のピンクの草履が置かれているのが私が泊まったシングルルームです。

二階の共有スペースのお茶(奉茶)とお菓子(老舗のお菓子3種)は食べ放題です!近くの老舗菓子店のものを取り揃えているそう。お茶は奉茶のティーバックが用意されていました。

三階に上がる階段もレトロでいい感じです。

お風呂が超かわいいタイル張りです。本でも読む用でしょうか?浴槽に板が渡してありました。

私の泊まった部屋。ドアもレトロで雰囲気があります。

中は細長い板張りワンルーム。ふかふかのお布団でした。

お布団側から見たところ。こっちは普通のアパートっぽく見えます。ちゃんとテレビとエアコンがあります。

スタバの紙袋は、お土産を渡したらお返しと言ってお菓子をくれたものです。

お布団側の壁がオシャレ壁紙かと思ったら、わざとむき出しにしたコンクリートでした。

ちゃんとbooking.comに掲載されていて、私はシングルルームで共用バスルームだったので5000円以下で泊まれました。

チェックイン後は玄関と部屋のカギをもらえるので出入り自由です。共有リビングも無いので、普通のホテルよりもマイペースで動けます。ホテルでの出会いとか触れ合いを求めていない私のような人間にはとても心地の良いホテルでした。同好の士には激しくおすすめです。

また、リノベーションも元の持ち味を生かしていて変にきれいにしすぎていないのが好感度高いです。二階のシングルルームの造りが面白いとか、上の大きい部屋はワンフロア貸し切り状態だとか口コミに書いてあったので、違う部屋にも泊まってみたいです。

ちなみに私が行った時に応対してくれた男性(オーナー?)は日本語ができなかったのですが奥さんはできるそうです。