台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

高雄の鳳山県新城東便門はくぐれる史跡。

2020-12-31 09:26:26 | 史跡(古い建物)

高雄捷運の鳳山駅から徒歩12分ほどの位置にある、鳳山県新城東便門。

18世紀に鳳山新城ができたときに建てられた橋と門です。

橋を兼ねた門で現役の生活道路の一部なので、狭い門をバイクがビュンビュン通りますが、それが面白いです。

徒歩でも渡れますし、橋のたもとにカフェもあるので、橋を行き交う人々を眺めながらお茶もできます。

◆鳳山県新城東便門(高雄市鳳山區三民路44巷)
◆麦味登鳳山鎮東店(高雄市鳳山區鎮東街109號)


基隆は港と坂道が楽しい街。 

2020-12-28 06:52:05 | 集合住宅(高層)

基隆は港に豪華客船が来ることで有名な港湾都市です。コロナ前は常に数隻が停泊していました。神戸や長崎や横浜にも来るのですが、私が見たときは最大四隻停泊していました。神戸だと一隻しか停泊できません。

また、神戸や函館のようにすぐそばに山地があって、坂道にぎゅぎゅっと住宅が立ち並んでいる景色が素晴らしかったです。

光華國宅という団地は、敷地自体に高低差があって撮りがいのある団地でした。

これは光華國宅のそばにあったカフェ「Barkley Coffee」。とても評判の良いカフェだったのですが、閉店してしまったようです。

こちらも団地の入口。

買い物して坂を上って帰宅途中。大変そうです。

この急坂の感じは、尾道とか塩屋(神戸市垂水区)に近いです。

眺めの良い港町という立地ゆえ、戦跡も多いのでハイキングがてら行くのもお勧めです。

私が行った戦跡はこちら。↓

基隆の白米甕砲台は海の見える絶景の場所!


基隆の夜市に昼間に行ってみた。

2020-12-25 07:07:09 | グルメ

基隆には、三年ほど前に坂道に建つ高層団地を見に行ったのですが、とても気に入って、三度訪問しました。
基隆は雨量が多いことで有名で、冬場に行くと雪の代わりにずーっと雨が降っています。気温も10度以下になるので1月2月はご注意を。
私が行った時は土砂降りに近くて体は冷えるし傘で手は塞がって撮影しづらいし、閉口しました。

でも、雨だといい写真が撮れる気がします。

ついでに繁華街も散策しました。
100年以上前に開設された公設市場が前身の仁愛市場と穴場の夜市として名高い基隆廟口夜市がありますが、空腹だったので観光客でも行きやすいだろうと夜市に向かいました。

夜市とはいうものの昼間から開いている店もたくさんあって、私は入口を入ってすぐの屋台番号5番「螃蟹羹‧油飯」を選択。

ここはこの2品だけで勝負している店で、両方頼んでも約300円というお値段。量は少なめなので、はしごして食べるのにちょうど良い感じ。スパイス無しのやさしいお味で雨で冷えた体がすっかり温まりました。

◆螃蟹羹‧油飯 基隆市仁愛區仁三路200號第10號攤位

 

 

 


台中の「邊譜」の二階のタイルがすごい!

2020-12-24 07:10:40 | 現代建築

「邊譜」は、国家歌劇院の近くの幹線道路沿いにある、カフェを併設した独立書店です。看板が控えめです。

1階奥には個人の書斎のようなスペース。

2階は広めで、ゆっくり過ごせるカフェスペースがありました。

階段前から広がる、2階の床の美しいマジョリカタイルは必見。

選書は文学寄りでしたが、日本の漫画や文学を翻訳したものもありました。

台湾文学の美しい装丁も、デザイン好きなら中文がわからなくても楽しめます。

毎月最終金曜日には課題図書について語り合う読書会を開催しているそうです。

邊譜(西屯區台灣大道三段408號)


【日本統治時代の駅舎を行く。④】談文

2020-12-21 07:12:11 | 日本統治時代の建物

「海線」の竹南と彰化間には多数の日本統治時代の木造駅舎が残っています。一駅ごとに降りたいところですが、一時間に一本程度しか列車が走らないので一駅だけ行くことにし、分岐駅の竹南の隣駅の「談文」を選択。行きの車内もガラガラでした。

談文駅は1922年(大正11年)に開業。道路から一段低い位置にあります。周辺に住宅も余りなく閑散とした無人駅です。驚いたことに自動改札機さえ無く、一緒に降りたお姉さんはそのままスタスタ通過していました。2008年の統計では一日平均乗客数は10人とのこと。

駅の中はきれいに掃除されています。めちゃめちゃノスタルジックな空間です。

無人のため駅務室は閉鎖されています。外に廻って見てみたが建物自体がかなり傷んでいました。一応覆いをかけて保存してあったので修復するつもりはあるようです。

小さな駅舎にふさわしく、線路に面した可愛らしいベンチがありました。

外からは丸窓が見えていましたが、駅舎内では天井板に隠れていて見えなかったのが残念でした。

全然列車が来ないので、撮影する時間はたっぷりありました。↓これは上がり用の待合室。窓無しコンクリートなので冬は凍えます。

◆談文駅(苗栗県造橋郷談文村仁愛路29號)