いよいよ出国が近づいてきたので、事前準備をしましたので、忘れないように記録しておきます。 【出国】 ◆台湾入境手続き等 2022年10月13日以降、入境前の入境検疫システムのオンライン申請 及び 国内で使用可能な携帯番号の保持は不要となります。 ① 検疫 赤外線体温センサーの前で検温を実施します。 ↓ ② 入国審査 パスポート、有効な査証(必要な方)搭乗券の半券及び入国カード(オンラインで未提出の場合)を提示。 ↓ ③ 受託手荷物の受取 空港係官より2歳以上の旅客に対して家庭用検査キットが4個提供される。 ↓ ④ 動植物検疫・税関検査 ↓ ⑤ 自主防疫期間中の滞在場所へ移動 2022年10月13日以降、無症状の旅客に際しては、公共交通機関の利用が可能 となります。 自主防疫の場所は、「一人一室」(独立のバス・トイレ)を条件にホテル、自宅或いは親族知人宅を原則とする。 ◆「常客証」期限延長 直近12カ月以内に3回台湾を訪れると、入国審査の際にスピーディーイミグレ(快速査驗通關)を通過できる「常客証(外籍商務人士使用快速查驗通關證明)」をオンラインで申請することが出来ます。 私ももちろん所持していましたが、当然期限切れ。しかしすでに所持している人向けに延長が適用されています。 年明けに再発行を申請すると、自動的に延長されていて期限が2023年の10月までになっていました! ①申請ページ(https://niaspeedy.immigration.gov.tw/nia_fr「Retrieve and Print Previous Application」(https://niaspeedy.immigration.gov.tw/nia_freq/freqVisitorSelAction.action)をクリック。②必要事項を記入し、一番下の「Print」をクリック。 ③常客証のPDFファイルがダウンロードされるので、プリントアウトして持参する。 ◆出入国カード(入境登記表)をオンラインで提出 台湾行きの機内で配布される出入国カードも事前にオンラインで入力しておくことが出来ます。 内政部移民署 Online Arrival Card https://niaspeedy.immigration.gov.tw/webacard/ 【入国】 ○有効なワクチン接種証明書(3回接種)を所持している場合、「出国前72時間以内の検査証明の提出は不要」 ○これまでは「MySOS」というアプリで検疫を、「Visit Japan Web」で入国審査と税関申告を別々に登録する必要がありましたが、 2023年11月1日からは全て「Visit Japan Web」に集約されました。 ①Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)(https://vjw-lp.digital.go.jp/)にアカウントを作成。 必要な書類→パスポート ②「入国・出国の記録を登録」 必要な情報→日本への帰国日と航空会社名と便名 ③帰国予定日を入力すると検疫手続き事前登録の情報入力ができるようになる。 事前登録が済んでいないと入力画面のトップが赤。済むと青になる。 必要な書類→パスポート・ワクチン接種証明書(もしくは出国前72時間以内の検査結果証明書) a.パスポート(写真を撮ってアップロードする。完了するとメールが来るので、その後下記の登録ができるようになる。私は数分で登録完了) b.質問票WEB→パスポートのアップロードが承認されると入力可能。 必要な情報→日本への帰国日と航空会社名と便名と住所など(通常は入力済み) 過去14日以内に滞在した地域の選択入力、連絡先(通常は入力済) c.ワクチン接種証明書→質問票WEBに回答後入力可能必要な情報→接種したワクチンのワクチン名/メーカー名と接種証明書のアップロード d.出国前72時間以内の検査結果証明書(ワクチン3回未接種の場合のみ) 【下記のいずれか必須】 ワクチン接種証明書・検査証明書(出国前72時間以内) を入力して申請。 センターでの登録内容の確認が完了すると画面が青に変わります。 *搭乗便到着予定日時の6時間前までに申請していれば、入国までに審査完了します。 私は申請後1時間くらいで完了しました。
②日本入国時にVisit Japan Webの検疫のQRコードの画面を見せる。 青色の画面の場合、下記の手続きが画面を見せるだけで完了します。 青色の画面の場合、下記の手続きが画面を見せるだけで完了します。 ワクチン接種証明書の確認 出国前72時間以内の検査証明書の確認 ○原則、入国時の検査・入国後の自宅又は宿泊施設での待機が不要。公共交通機関も利用が可能。 今のことろこんな感じだと思います。当日は夜出発なので寝坊も心配ないし早めに空港に行っておくことにします。
台湾に最後に行ったのが2020年の2月。あれから2年半も経ってしまいましたね。
コロナがこんなに長引くとは思っておらず、2020年6月の航空券を予約したりしていましたが、全然ダメでした。
2021年には手持ちの写真で「台湾鉄窓花蒐集帖」という鉄窓花(日本でいうところの面格子)を集めた写真集を作りました。
しかし2022年はさすがに手持ちでは物足りなくなり、「台湾鉄窓花蒐集帖」を作るために気分転換を兼ねて自宅と会社近辺のホテルに泊まりまくっていたので、それを纏めようと思い立って作ったのが「台湾に行けないから近所のホテルに泊まって同人誌作ってました。~関西のホテル自腹本音レビュー~」です。
2021年の途中でこれを一冊に纏めようと決めたので、ネタ探しと気分転換を兼ねてgotoも終わっているのにホテル宿泊が加速していきました。なので一年半で100泊はしています。
本書には宿泊料金も詳細に書いてありますが、gotoが終わったらホテルはどんどん値下げを始め、異次元の安さに突入していったので今だとこの価格で泊まるのは難しいと思います。特に大阪と神戸のホテルは値段がかなり上がりました。安いのは東京で、おそらく東京オリンピックで作りすぎてホテルが余って過当競争になっているのだと思います。
本書は、ZINEを作るための作業机目的の宿泊記録なので、レビューの点数はが使いやすかったか、椅子が座りやすかったかに特化しています。
宿泊サイトはちゃんと机の写真を掲載して欲しいですね。隅に見切れているようなわかりにくい写真が多いです。
そんなわけで最初は机だけに注目していたのですが、ひどい座り心地の(背中に棒状の背もたれが食い込む)椅子に当たったのがきっかけで、椅子の配点を付け足すことにしました。
いくら机が良くても、こっちは外にも出ずに一日中机の前にいるわけですから、椅子はとても重要なのです。
そしてやはり窓から外が見えないのは苦痛ですね。一度窓無し(というか窓の外が隣のビルの壁)というのにあたりましたが、滅入りました。当然ながら狭すぎるのもNGでした。
毎度外食になるので、ホテル近辺の一人で利用しやすい店や日々の日記みたいなものも載せています。ひとつのホテルにつき1200字書いていたら、長すぎとデザイナーに注意されて1000字くらいに削りました。
110ページの分厚い本ですが、良いブックデザイナーに恵まれ、見やすく面白い本に仕上がったと思います。
同人作家さんだけではなく、リモートワークやワーケーションをしやすいホテルを探している方にも参考になると思います。是非ご一読ください。
あなたは桃園飛行場のあるあの桃園を素通りしていませんか?それはとても勿体ないことです。
私は昨年7月、桃園に3連泊しました。
私は暑いのが苦手なのと、台風の襲来で足止めを食らうのが嫌で、今まで夏に渡台したことはありませんでした。
しかし昨年どうしても7月に行きたくなりリサーチした結果、台南より南は酷暑なのでやめたほうがいいとのこと。また体力の温存と限りある時間の有効活用を考えた結果、行ったことのない桃園一本に絞ることに。
調べると日本統治時代の建物が数多く残っており、眷村もかなりあるとのこと。なので、まず周囲に見どころが多くて空港からバス一本で行ける台鉄桃園駅前のホテル・享楽文旅桃園館に3連泊で予約を入れました。一泊朝食付きで6000円位でした。朝食は結構豊富で台湾らしく果物も食べ放題。部屋に入るとクーラーがキンキンに利いていてビビりました。18℃に設定されていました。
右端にちらっと見えているのは、通称「桃園怪怪屋」と呼ばれる建設中の謎のビルです。私が滞在中にも人が出入りして何か作業していましたが、すっとこんな感じらしいです。ガウディか?
日本統治時代の建物
私が調べたところ日本統治時代の建物は、まず桃園駅前に「桃園七号倉庫桃園軌道願景館」。現在は鉄道博物館となっていて特大の桃園旧駅舎の模型やらなんやらがありますが、子供の遊び場が中二階にあって子出入りがすごいです。でも、建物好きならこの外壁だけでグッとくるはず。
ホテルのすぐ近くにあるのは「桃園77芸文町」という元警察官宿舎。銀行などが立ち並ぶ裏に突然あってびっくりします。カフェやレストラン、ギャラリーもあって地元民で賑わっていました。
桃園車站から2駅離れた中壢車站駅前には日本統治時代の建物が3件あります。しかし台湾は高温多湿と白アリ被害がすごいので、ほぼ新築で再建してます。
「壢小故事森林」は、現在も隣にある中壢国民小学の教員宿舎。現在はカフェや子供たちの学習の場として開放されています。
桃園市政府警察局中壢分局の隣にあるのは勿論、元警察宿舎の「中壢警察局日式宿舍群」。
バス停の目の前のいい立地に再建中でした。カフェなどになるそうです。
駅前商店街のど真ん中に戸建てレストランのような雰囲気で建っているのは「中平路故事館」。
ここは日本人公務員が住んだ後は普通に住宅として使われていたので、比較的元の状態が残っており、資料館として無料で開放されています。日本語のできる係員も駐在。最近は台湾人の若い子がこういうのをノスタルジックだと好んでいるらしいです。たぶん日本人の昭和テイスト好きと同じ感覚だと思われます。
「新街國小日式宿舍」は、「中平路故事館」から徒歩20分の距離にある小学校の教員宿舎。今も小学校の敷地内に建っています。申し出ると見学できるので、17時までに行くといいです。後ろに団地みたいに見えているのは小学校のかっこいい校舎です。
戦後に成立した眷村
あと、この旅では戦後に中国大陸から渡ってきた国民党の家族が住むために建てられた眷村をいくつか見に行きました。
これは「憲光二村」。100軒ほどある平屋はすべて保存される予定で整備中です。平屋だけでは足りなくなったようで日本の団地にそっくりな集合住宅も建っています。これらも保存されて「移民博物館」がオープン予定。途中経過を今年見に行く予定だったのですが・・・。
こちらは「馬祖新村眷村文創影視園區」。離島の馬祖に駐留する軍人の家族が住んでいた眷村です。現在住人は周辺に新築されたテラスハウスに転居していて、毎日自分たちが住んでいた眷村を眺めて暮らしているそう。ここは映像作品の上映を目玉にした事業を行っていて、台湾人観光客に人気。眷村の平屋にはオリジナルの服を製造販売する店や、ペーパークラフト店、書店やカフェなど、多彩な店が揃います。
いじってない廸化街・大渓老街
中壢車站から車で30分ほどの距離にある大渓老街は、日本人観光客がほとんどいないのですが、台湾人に人気の観光地で、土日はすごい人出でした。
日本統治時代にはここにも日本人が住んでおり、日式建築の教員宿舎なども残っていますし、なんといってもこの老街のバロック建築が素晴らしいです。
土産物店が軒を連ねて賑わっているのは和平老街。奥にある新南老街は店も少なく落ち着いた雰囲気でこちらのほうがお勧めですが、普通に住人が居る通りでもあるので路上駐車がすごくて写真は撮りにくいです。
今年、大渓老街は日本語のガイドツアーを開始したそうで、渡台が再開されたら私もぜひ参加しに行きたいと思っています。
そんなわけで、桃園を素通りするのはもったいないというお話でした。
台湾で山と積まれた果物が見たい!物量で私を圧倒してほしい!!
台湾で何が見たいかというと、私の好物の団地類以外だとこれですね。
昨年から台湾華語教室(台湾で話されている中国語。使用する漢字は日本でも昔使っていた画数の多い繁体字)に通っているのですが、先生が台北出身で本業は台湾文化を大学で教えている人なので、レッスンの前に台湾文化についてお話をしてくれます。
先生が日本に来て驚いたのは、日本人があまり果物を食べないこと。ホームステイ先の人に聞いたところ、どうやら日本人は果物をデザートと捉えていて贅沢品のように思っているからだと分かったそう。確かに台湾に比べると果物の値段は格段に高額で、先生も日本に住むようになると段々と食べる量が減っていったそう。台湾では毎日5~6種類の果物を食べており、その準備はお父さんの仕事だったとのこと。先生は夏になるとスイカを半玉ずつ食べていたそうで、家族全員がそのペースで食べるとなると、確かに男手で準備したほうが良さそうです。
私は暑さが苦手なのと、台風襲来で計画が変更になりがちなので夏場に台湾に行かないのですが、昨年7月に初めて夏場の台湾に行きました。奥の緑色の長いのがスイカです。日本にあるような縞々のもありますが、このように縞なしの長いものも一般的。
切るとこのようになります。中は赤いです。
これも同じく昨年7月の桃園。大渓というバロック建築が連なる老街にあった果物屋さん。赤や黄色のトロピカルフルーツが豊富です。
同じく昨年7月。カルフールの果物売り場。いろいろな種類のマンゴーが山積みでした。
愛文マンゴー、西施マンゴー、烏香マンゴーが全て65元(250円くらい)。日本では2~3倍しますよね・・・。
日本では愛文マンゴーしか流通していませんが、現地ではいろいろな種類が出回っています。このバラ売りはさらに安くて59元(220円くらい)でした。
私はもっぱらファミマで切ったマンゴーを買っていましたが、十分美味!!単価は忘れたのですが、これ全部で134元(500円位)だったので200~300円かな。
次は冬場の果物。
釈迦頭は傷がつきやすく保存が難しいので日本では冷凍ものしか流通していません。4つで100元ということは、ひとつ90円くらいですか・・・。
↑この3枚は2013年2月の台南。籠盛りがかわいいですね。
同じ時期の台南。有名な莉莉水果店でマンゴーかき氷を食べようとしたら、マンゴーは夏しかないよと言われしょんぼり。今見返したら釈迦頭が真ん中にあって、一押しっぽいですね。この時は知らなかった・・・。釈迦頭の段ボール箱は可愛いと思ったらしく、写真を撮っていました。
これは2016年の台北。右下の赤い果物が何だかわからなかったのですが、台湾華語レッスンで先生に教えてもらえました。これは蓮霧(レンブ)といって、台湾では冬の定番の果物だそう。特大ピーマンのような容姿で、味は梨や林檎に似ていて爽やかで、食感はサクサクしています。
上の2枚は、2015年3月に高雄からバスで一時間くらいの山の中にある旗山に行った時のもの。旗山はバナナの名産地で、かつて日本に大量に輸出していたそう。みずみずしいバナナが山積みでした。二枚目はパパイヤとパパイヤ汁を売る屋台。おばちゃんの前にあるもの。柿の種かと思ったら何かのカプセルでした。
これは2020年1月の台南。レモン山積み。一斤21元(約80円)です。一斤は600グラムなのですが、何個くらい買えるのでしょうか?ちなみにかなり小さめのレモンでした。
こちらは2019年12月の竹南の果物屋。何もかもが黄色いです。冬場なので柑橘系が多くなった結果だと思われます。左から、仙桃7粒100元(約380円)、台東産の釈迦頭一個40元(約150円)、小蕃茄一箱230元(約870円)、古坑産の柳丁6斤(3.6kg)100元(380円)です。
仙桃は現地でも珍品だそうで、桃という字が入っていますがそれは形を指しているそう。味は水分のないパサパサしたもので、ゆで卵の黄身とか焼き芋などと表現されていました。
小蕃茄は小さいトマトのこと。値札の下にあるのは小蕃茄ではなく柳丁です。
柳丁は、オレンジの一種でジュースにすることが多いようです。
竹南に行ったときと同時期の苗栗のスーパーマーケット頂好(ディンハオ)の品ぞろえ。夏に比べると寂しいですね。日本の愛媛みかんが特価109元(約400円)と高額で売られていますが、やはり買う人が居るということですよね。我々が何百円も出してマンゴーを買うのと同じだなと思いました。
台湾の店の、すごい物量だけど整然としている感じが大好きです。
一番好きなのは、基隆の夜市の並びにあったこの薬局。
これを見たときはめちゃめちゃ痺れて、人通りがなくなるのを待って撮影しました。薬局はいいディスプレイが多い気がします。
これは高雄の果貿國宅の一階にある薬局。
雑貨関係では、台北の迪化街にあるこの店もぎっちり詰まっていて素晴らしかった。
台南の食料品店はショーウインドウ兼在庫置き場みたいなのも良かった。
台南といえばこの台湾サンダルも。自分ならどれを買うか真剣に考えてしまいます。
高雄のジュース屋の店先も、この情報量の多さが好き。しかも安い!!
最後に、台南のパン屋。店内のジュースもきちっと並べられていて、信頼できる店という感じでした。
果物屋も大好きで写真を撮っては後で見返して、これは日本円で幾らなのか計算して安い!とか一人でやってます。
そのうち果物屋の写真も上げます。