台湾の街をうろついていて、繁華街の中にいきなり市場や商店街が現れると脊髄反射で入ってしまいます。
生鮮食品だらけなので買えるものはそんなに無いのですが、「台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好き」に書いたように、大量のモノが整然と並んでいるのが大好きなので、とにかく入ってしまいます。
鳳山第一公有零售市場は、高雄の鳳山区にある市場です。日本統治時代の日本軍宿舎をリノベーションした宿(素晴らしい宿だったので、そのうち紹介します)に泊まった時、朝ごはんがついていなかったので外に出て発見しました。
体育館のような屋根の下に屋台のような店が密集し、周りを常設の店が取り囲んでいます。
お肉屋さんははいってすぐの良い位置にありました。
魚屋はなぜか市場と常設店舗の間の道路上に店開き。雨天時はどうするのでしょうか。
海老と蟹の販売単位が不明なのですが、蟹一匹280だと1000円くらいなので割と高いですね。小さいのは150と書いてあります。
真っ白な卵と、肌色の卵。
調理済みのお肉も売っていました。
台湾ではトマトが果物扱いだと聞きます。果物屋でおいしそうなプチトマトをたくさん売っていました。
これは二月の写真なので、リンゴとミカンなど冬の果物が豊富。マンゴーなどの夏の果物はゼロでした。
冬が旬の釈迦頭が右端に見えます。これは保存と運搬が難しいので日本で食べられる機会は殆どなかったのですが、近年急速冷凍して自然解凍することで甘さや食感を保持する技術が実用化され、2018年に日本への輸入が始まったそう。私も今年三宮のHong Kong Hot Pot Cafe 甜蜜蜜で食べました。バナナのようなねっとりした食感なのにリンゴのように爽やかで、食べたことのない味でした。いずれ現地で食べてみたいです。
一個が掌くらいの大きな伝統菓子を売る屋台。味は月餅のような感じです。
パンを売る屋台。これはけっこう珍しいのでは?私は初めて見ました。クロワッサンみたいなのとメロンパンみたいなものが売ってありました。買って食べてみればよかったな~。
このあたり常設店舗と屋台が入り混じっています。
八百屋と服屋が混じっています。
女性に大人気の雑貨屋。食器や台所用品を大量に売っています。
色々なお菓子を売っているお店。日本にもあるポン菓子みたいなものや餅菓子、月餅のようなお饅頭、バラ売りのチョコレートと飴など。
さんざん見て廻って空腹になり、この写真の真ん中の「鳳山咸米苔目」に行きました。
鶏肉飯(30)と米苔目の小(45)の、合計200円ほどの朝ごはんでした。鶏肉飯は漬物と鶏肉が半々。漬物がアクセントになって美味しかった。米苔目は円柱みたいな形で、箸からツルツル逃げます。にんにくフライとニラと太いモヤシと肉がトッピングされていて、スープは上品な薄味なんですが混ざって結果的にガツンと強めのお味になっていました。晩御飯でも良いくらい食べ応えありです。書いていたら味を思い出してきて、また行きたくなりました・・・。