台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

基隆が大雨だったので奇跡の一枚が撮れた!

2020-10-03 09:35:36 | 集合住宅(高層)

この3年ほど、冬に訪台することが恒例になっています。

しかしいつも天気が悪い。どうも台湾北部の1月2月は雨期らしく、雨が降り続くのが普通だそう。中でも基隆は「雨の街」と呼ばれるほど雨が多いとのこと。私が行った2018年も、日本の梅雨の長雨よりずっと激しい風雨が続き、雨から自分とカメラを庇いながらの団地巡りで疲労困憊したのでした。

その時の日記をご覧ください。↓

✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~

2018年2月3日(土)

雨は降り続いているが、予定通り基隆市に行くことにする。宿近くの板橋駅まで徒歩で行き、乗り換え無しで1時間程度で基隆駅に到着。早速、駅から徒歩10分の「光華國宅」へ。

基隆市街は長崎や神戸に似た地形で、すぐそばに山が迫っている。そのためこの団地も斜面に建っており、敷地内の高低差が激しい。団地の横は住宅密集地で、雨の中を買い物帰りの住人が急斜面を登っていく。

「光華國宅」は14階建ての高層アパート。それがこの高低差のある丘陵地に建っているものだから、その威圧感はすごい。しかも一棟に一人警備員が常駐している上に台湾の団地には珍しく子供用遊具や広めの公園も備えられており、今まで見た中で一番高級感のある団地であった。

土砂降りの中ここで撮影した写真は、鏡のようになった道路に住棟が写り込むという奇跡の一枚となった。

その後はgoogleで見つけておいた「仁義社區」へ。深い緑色一色に塗られた妻壁の中層住棟が10棟ある。

近隣がちょっとした商店街になっているため団地内を買い物客の車が行き交うが、期待以上の緑色に興奮。

✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~ ✿ ~

という感じで、結果的にすごい写真が撮れたので、いい思い出です。

そういえばこの奇跡の一枚を使って、
「台湾、香港、日本の団地。違いは言葉にしにくい。」とつぶやいていた人が居ましたが、全然違うのになんでかな?

あと、あまりにも土砂降りになってこんな状況で外国で団地撮ってるのが面白くなって、動画も撮ったので置いておきます。傘を持ってストップボタンとスタートボタンを押すのが難しかったです。

【基隆】土砂降りの光華國宅


2016年。台北の13の団地を一気に訪問した。

2020-10-01 07:22:00 | 集合住宅(高層)

今まで台北について全然書いていなかったことに気付きました。

台北にも団地はたくさんあって、初めて意識的に団地を廻ろうと一念発起した2016年には、2泊3日で萬華区の13の団地を徒歩で廻りました。あらかじめ調べていったルート上にある団地に加えて、途中で見つけた団地も含めてです。

中でも印象に残っているのは、

福民平宅社區

googleで見つけた団地。パステルカラーの幾何学模様の住棟壁画も可愛いが、全体に施されたカラーリングが一棟一棟違う。

西園國宅

鮮やかな木々が階段室に描かれた団地。まだ描きたてのようできれいでした。

中正新城

青年公園に面したバス通りにある高層団地。細かいタイルの壁面が素敵。

國興國宅社區

こちらも青年公園沿い。かなり住棟の多い大規模な団地。蔡英文が当選した前回の総統選挙中だったため、壁面の選挙ポスターがすごかった。

南機場公寓

一階で南機場夜市が行われている団地。二階以上は実は住宅。夜市ではあるが昼間から開いているので昼間に行っても何かしら食べることができます。

呉興新村

偶然見つけた団地。横が空き地で再開発中だったし、もう無いかも。今見返したら、横に平屋の一戸建ても映っている。

この中で再訪したのは、南機場公寓のみ。写真もいけてないし、また再訪したいと思っています。


高雄の果貿國宅社區は、映える愛され団地!

2020-09-24 22:57:03 | 集合住宅(高層)

果貿國宅社區は、台湾南部最大の眷村で、2100もの住戸を擁する巨大な高層集合住宅。

元は中華民国海軍が左営に設置した25の眷村のうちの一つで、1965年に完成しました。

特徴は何といってもこの半円形の巨大住棟。特に半円の住棟が向かい合わせになる場所の真ん中は公園になっていて、滑り台は大人気撮影スポット。行った時には撮影待ちの行列ができていました。

公園の真ん中に立つと、このような写真が撮れるので広角レンズで行くのが吉。

団地の一階部分は飲食店街になっており、以前から美食街として高雄市民に人気がありました。
朝ごはんの大人気店が何店舗かあるので朝から行くのがベストらしいですが、私はあいにく午後からしか行ったことがありません。台湾南部にしかないドリンクスタンド「茶の魔手」と葱味のデニッシュ+クレープみたいな葱油餅が名物の「道地葱油餅」がお勧めです。

今までは交通が不便でしたが2018年の秋に台湾鉄道の市街地部分が地下化され、果貿國宅社區近くに「内惟」駅が新設されてとても行きやすくなりました。私は今までに3回行きましたが、まだまだ行くつもりです。

写真家・佐藤健寿さんが撮影した果貿國宅のドローン写真が素晴らしいので是非見てみてください。

『奇界遺産』佐藤健寿と巡る、台湾のディープな高雄案内

ここ数年は、airbnbで果貿國宅内に泊まれる部屋がいくつかあるので、中に入りたい方は探してみてください。

私はなるべく円形の高層階に泊まりたいなと思って、時折検索しています。