飛雁新村傳原通訊所は、台南駅から北にまっすぐ3.5㌔の位置にあります。
台南駅から2駅の大橋駅から徒歩5分だということは、今知りました。私は自転車で行きました。ちょっと小高い丘の上にあるので、坂道があって疲れましたね・・・。
ここは日本統治時代の空軍基地で、戦後は台湾の国防省が管理しており1999年に台南市に再生を委託し、2013年11月に由遠雄建設公司が20.9億元落札しましたが、市民の間で樹木保護運動が起こり、由遠雄建設公司が提出した開発計画は頓挫しているようです。
その後台南市文化財管理事務所が文化財調査を実施したところ、厚さ40cmの重油が残った石油タンクや管制室施設が見つかり、2018年6月には歴史的建造物に指定しました。
道路を挟んで、軍の施設と家屋が残っています。路上駐車の車が多くて、撮りにくかったです。
家屋は日本統治時代のものはごく一部で、大部分は中華民国の52〜60年(1963〜1971年)のものだとのことです。ちなみに全部フェンス越しに撮っています。
これは日本統治時代の建物っぽいですね。
団地っぽい建物もありました。
由遠雄建設公司の開発計画とその後の紛争については、まだ調整中であり新たな計画は発表されていません。
現在は近くに行っても樹木とフェンスに阻まれてほとんど何も見えないので保存工事が完了してから行く方がいいとは思うのですが、壊される可能性もゼロではないですからね・・・。
今の流れだと、保存されるとは思うのですが。
◆飛雁新村傳原通訊所
台南市永康區中華路
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