黄埔七村は、中華民国陸軍の敷地の横にある、二階建てのコンクリート製テラスハウスが10棟ほど立ち並ぶ眷村です。
居住中なのはおそらく1~2軒。
ほかの住棟は退去してからだいぶ経っているようですが、家財道具が相当数残っています。その割に荒れた感じもせず、ごみも散乱していません。
おそらく隣接地に立っている高層団地(鳳陽社區)に移り住んだのではないかと推測。
日本の昭和30年代の団地にも二階建てのテラスハウスがありますが、見たことがないのはこのデコラティブなコンクリート製の日除け。沖縄にもある花ブロックに似ていますが、もっと大きくて重たい感じです。
西日の当たらない方角にも設置されているので、あるいは室内が見えないように目隠しの役割があるのかも知れません。
空気穴にも同じ意匠が使われていて、増築していても、四つの四角が三つ並ぶという一定のリズムがあり、統一感がありました。
◆黄埔七村
高雄市鳳山區
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