台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

屏東の「台糖冰品」は台糖工場併設のアイスキャンデー屋。

2020-10-25 08:03:09 | グルメ

屏東駅から南に徒歩20分ほど。

台糖屏東総廠を見学したかったのですが、予約方法がわからないまま来てしまったうえ定休日で入れず。

とりあえず、外から見えているサトウキビ運搬列車などをバシバシ撮りました。

 

「台糖冰品」は、台糖屏東総廠に併設された台糖製のアイスキャンデーや飲み物を売る店です。無休で毎日開いています。せめて台糖製のアイスキャンデーだけでも食べようと入りました。

中は社員食堂のように簡素でだだっ広いです。

棒キャンディーはパンナップル味を選択。かなりサッパリした味でした。15元(60円弱)です。

公園に隣接していて家族連れで楽しむ場所のようで、店の横では子供向けイベントを行っていて大賑わいしていました。

ここにも蒸気機関車が展示してあって、近くで見ることができます。

「台糖冰品」一帯は、工場の福利厚生施設だったようで、運動場もありました。

「享受台糖。享受健康。」というスローガンも残っています。

台糖は、国民政府が日本統治時代の製糖会社の資産を接収・合併させて設立した会社で、1950年代から1960年代にかけて砂糖製品を輸出し、当時台湾の最大企業でした。台糖の本業である製糖業は衰退していて、1990年代から多角的経営に乗り出していて、スーパーの経営(台糖量販Taisuco)や農業・畜産業・レジャー産業などを行っているそう。レジャー産業としては、かつてサトウキビを運搬するのに使っていた列車を烏樹林糖廠で観光用トロッコ列車として営業したら人気となったので、他の糖廠でも行うようになっているとのことです。

私もいくつか台糖関連の観光施設に行きましたが、一番工場萌えだったのが高雄の「台糖高雄廠(橋頭)」。操業停止してそのままの工場が保存してありました。広大な倉庫は、太鼓のパフォーマンス集団の合宿所兼劇場で、子供向けのワークショップなども行っていました。

台南空港近くの「台糖仁德廠」は、「十鼓仁糖文創園区」として完全にリノベーションされて、ここも太鼓パフォーマンス集団の活動拠点になっています。高雄と違うのは、結構高い入場料(399元)を取っていて、太鼓集団のパフォーマンスを見学する前提になっていること。糖蜜のタンクをリノベーションしたカフェや、工場一棟をまるごと使ったブックカフェも素敵でした。ここにも「台糖冰品」があり、ここは中に入らなくても買えます。

次はサトウキビ列車に乗ってみたいなあ・・。

◆台糖冰品

屏東縣屏東市台糖街67號

10時00分~18時00分(無休)



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