癒し系!?税理士の爆笑??商売繁盛記

税金に限らず、経営、会計、コミュニケーションなどを、面白おかしく、また、わかりやすく解説する、気軽なブログです。

いちご大福

2008-11-24 23:27:18 | 経営
こんばんは。


「いちご大福」なのに経営?と思われた方がたくさんいるかと思います。
実は、いちご大福で経営について、考察するべき点があるので紹介します。


昭和60年ごろ、曙橋の玉屋さんではじめて販売されました。
(諸説あるので、確かではありませんが)


結局、どのように売れはじめたかは分かりませんが、ビジネス感覚あふれる
人なら、販売前もしくは売れ行きが好調になりかけた時に、特許を申請
すると思いつくでしょう。


しかし、そのご主人は特許を申請しませんでした。
後々のインタビューで、「たくさんの人に食べてもらうために、全国の
和菓子屋さんで作ってもらい、たくさんの人に食べてもらえるよう、
特許は申請しなかった」とのこと。


この辺の真偽は、後付っぽい気もしますが、結果として、いちご大福は
全国の和菓子屋さんで販売され、全国の人に食べてもらっています。


ここで、ひとつ考えなければいけないのは、自社の利益と消費者のことの
いずれに重きを置くべきか?ということです。


単純な話ではないので、断言は出来ませんが、特許をとっていたら、
特許収入が入って、玉屋さんは今以上に儲かっていたと思います。
一方で、いちご大福はローカルフーズとなり、その広まり方は遅かった
のではないでしょうか。


当然、特許も取って、全国展開するという選択肢もあったと思いますが、
個人的には、現在の状況を見ると、最初の判断は間違っていないように
思えます。


みなさんなら、どう思われますか?
コメント (2)
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