みなさん、こんばんは。
今日は薄曇りの肌寒い一日でした。冬ももうすぐそこまできているでしょうか。
さて、今日は本の紹介です。
『ムダを利益に料理するマテリアルフローコスト経営』著:古川芳邦、立川博巳、古川英潤 日本経済新聞社
この本は、ドイツ生まれ日本育ちの、主に製造現場における改善、というか生産効率アップ等の経営手法です。
メインの著者は日東電工でこの手法により改善を行い、そして、この手法の基準をISO14051として認証させた第一人者です。
製造現場のひとだと良くわかるのですが、素人には料理の時短テクニックが腑に落ちる感じがしました。
簡単に説明すると、「今まで製造に2時間かかっていたものを、並行して物事をしょりしたりして短縮する」とか、「10Kgの材料で10個作っていたものを工夫して11個作る」というような考え方です。
要は、「もったいない」からいろいろ工夫しよう、活用しようという本です。
なので、製造をもとに説明されている章は、製造以外の人は理解するのに手間取るでしょうが、手法としては合理的で、しかも「もったいない精神」が根本にあるため、環境にも優しいので、入門的に読むには最適な本ではないでしょうか。
料理の時短テクニックの例がある通り、この手法が普及すれば、あらゆることに活用できると感じました。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!