ポルトガルとスペインの間で交わされた世界をに分割するというトルデシリャス条約、秀吉の朝鮮出兵から太平洋戦後の話まで、歴史上に散らばるトピックスにコメントを加えている。Godを神と訳した過ち、鎖国の歴史上の取り扱い、万国公法における一等国の定義、ここまではなるほど、と思うところもあった。明治維新以降は著者の思い入れが強く、読んでも頭に入ってこない。こういう人もいるのだ、という本。 決定版 国民の歴史〈下〉 (文春文庫) 読書日記 ブログランキングへ