富士山宝永大爆発 永原慶二 ***
歴史に残された最後の富士山爆発は江戸時代、赤穂浪士討ち入りがあった元禄時代のあと、宝永4年となる1707年11月23日に起きた溶岩流出を伴わない噴石と砂礫噴出による大爆発で宝永噴火...
写真で見る 日めくり日米開戦・終戦 共同通信編集委員室 ***
太平洋戦争に至った理由は何、という問いについて、新聞記事から考えてみたという一冊。満州事変から回帰不能点となった南部仏印進駐まで、真珠湾攻撃までの1ヶ月、ポツダム宣言受諾までの1ヶ...
江戸藩邸へようこそ 久住祐一郎 ***
大名に江戸のまちなかに与えられた屋敷が「江戸藩邸」で、国替えがあって領地が変わっても江戸藩邸は変わらないケースも多かった。屋敷は大名に対して与えられたものであるが、藩邸の持ち主が変...
花押を読む 佐藤進一 ***
花押は大河ドラマや時代劇に時々登場するが、それは何を象徴するのか。信長は生涯で多くの種...
満洲事変 「侵略」論を超えて世界的視野から考える (PHP新書) 宮田昌明 ***
相手国戦力に対する甘い見通しと無謀で向こう見ずな国力評価、世界情勢への誤判断から突入してしまったのが日本にとっての太平洋戦争。そしてそこに向かう道を決定づけるきっかけとなったのが満...
乱と変の日本史 本郷和人 ****
乱と変以外にも、前九年の役、長篠の戦い、宝治合戦、大阪夏の陣、霜月騒動などが使い分けられているが、明治時代の学者・先人がそういった、従来からそう言われている、という理由によるらしい...
永田鉄山と昭和陸軍 岩井秀一郎 ***
昭和初期に、陸軍の中での勢力争いがあり、合理的な戦略立案と実行を企図する統制派、天皇への敬慕と熱き愛国心を重視する皇道派に分かれていた。永田鉄山は統制派の首魁であり、皇道派から敵視...
万葉集があばく捏造された天皇・天智天皇(下)渡辺康則 ****
すごい仮説、学者でもない著者が、日本古代史の通説に真っ向から異を唱える。題名の通り、万葉集をよく読めば、乙巳の変の首謀者の一人、中大兄は大和朝廷の皇子ではなかったことを示す上下巻。...
万葉集があばく捏造された天皇・天智天皇(上) 渡辺康則 ****
日本書紀は、その内容が史実かどうかが疑われる箇所があり、特に初代神武から7代までは実在が疑われて、5世紀ころまでの大王についても実在と在位年が疑われているところは定説。7世紀中盤の...