
井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史 小和田哲男 ***
おんな城主「直虎」として大河ドラマにも取り上げられたのが井伊直虎。同時代には、何人かのおんな城主がいた。一人は岩村城主遠山景任の妻で信長の叔母、もうひとりは赤松政則の妻洞松院尼、さ...

科学する麻雀 とつげき東北 ***
2004年に発刊され、麻雀界隈では話題になった一冊。賛否両論あるというが、インターネット麻雀で無料利用できる「東風荘」はデータや牌譜を残しながら実践的にゲームを科学できるベースとな...

切腹の日本史 大野敏明 **
自分で自分のお腹を刀で切り裂いて死ぬこと、これが切腹。人の手にかけられて斬首されたり馘首されるよりはずっと名誉ある武士の死に方とされ、農民や町民には名誉ある死に方とは認められてはい...

海の日本史 江戸湾 石村智、谷口榮、蒲生眞紗雄 ***
東京湾がその形を形成した頃、日本列島はまだ大陸と陸続きでナウマンゾウが日本列島に、そして江戸湾近辺にもいたことがわかっている。都営地下鉄新宿線の浜町駅工事中に発見された三体のナウマ...

パンデミックvs.江戸幕府 鈴木浩三 ***
ドラマでは描かれることが少ないが、日本史は疫病と災害の歴史でもあった。記録が多く残るのは江戸時代、初期は天然痘と麻疹、後半は外国からの流入が増えたインフルエンザとコレラが流行を繰り...

反骨の知将 帝国陸軍少将・小沼治夫 鈴木伸元 ****
昭和時代の日本陸軍という硬直的な組織の中で、大佐、少将という高級将校、それも参謀本部に所属していた小沼治夫は、論理的思考方式と分析力を持っていたが、組織人、そして日本人としての愛国...

遊王 徳川家斉 岡崎守恭 ****
在位50年、子どもは50人以上、種馬公方などと揶揄されることもある家斉は、映画やドラマでは主役というよりも愉快な脇役的扱いが多い。寛政の改革時代から文化文政の華やかな世の中、そして...

江戸を歩く 文 田中優子、写真家 石山貴美子 ****
江戸時代260年をかけて江戸の街は発展を遂げてきた。江戸の街に生まれ育ってきた文化に思いを馳せる時、現代の東京の街を歩いてみたい気がするもの。本書は写真家石山貴美子が撮影した東京の...

旗本婦人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記 深沢秋男 ***
タイトル通りの日記紹介で、幕末も近い水野忠邦の天保の改革が行われている天保11-15年の5年...

海江田信義の幕末維新 東郷尚武 ***
本書に紹介される海江田信義は西郷隆盛、大久保利通の同時代人であり、薩摩人。歴史上そんなに有名でない理由は、人によって彼の人格への評価がまちまちであり、特に江戸城引き渡し以降の薩長の...