入学金未納の生徒を入学式に出席させず 「学校は生徒と保護者に謝罪すべき」と教育評論家…八千代西高(痛いニュース)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1114176.html
考えるポイントはいくつかありますね。
1、高校は義務教育ではないということ
日本の高校進学率は90%台後半となってはいて、ほぼ全員が通っている状況ですが別に義務じゃありません。
勉強がめんどくさかったら高校なんか行かないで働けばいいわけで。
そんな中で高校に通うことを選択したわけですから、通うには入学金やその後の授業料などを払う「義務」が発生するのは当たり前の話です。
(義務と権利に関しては昨今明らかにおかしい気がするが今回は置いておく)
2、学校側の対応に不備はなかったか?
今回のは金銭面の問題ですが、校長は「入学式当日に必要なお金は3月の説明会で伝えている。経済的問題があれば相談するよう話した。」と言っています。
説明責任は果たしてますからね。
3、親はなんで払わなかったの?
ここは事情がはっきりしていないのでなんとも言いようがないです。
もっとも、プライバシー問題が関わりそうなのでよほどのことにならない限り出てこないでしょうけどね。
ただ、上記のとおり学校サイドは問題があれば相談するよう言っているので、相談して事情が把握できていれば仮に当日持ってきていなくても入学式への出席を許可出来たんじゃないかなと思うのであります。
だからおそらく相談もしてないよね、これ。
プライド高いのか知りませんけど、子供のためなら泥被るくらい気にしたらダメな気がします。
4、一番わけわからないのが教育評論家
尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」と話したらしいですが。
「お金払ってなくても試験はパスしてるからオッケー」とするほうが機械的な気がします。
こんな風に問題になって騒がれるのを嫌がる体質だからね。
学校側が謝罪する必要性は無いと思う。
校長が「授業料滞納が目立ち、未納は負担の先送りと思った」って言ってるけど、これかなり本気で考えなきゃダメだよな。
奨学金とかあるけど、実際あまりに厳しかったら行かないという選択肢もあるわけだし。
難しいとこだね。
(高校無料化とか言ってる人たちもいますけど、財源的に無謀。だいたい義務教育じゃないんだしそんな必要ないのでは?小中学校について考えた方が現実的)