本城和治さんにお会いしました

今年亡くなったムッシュかまやつさん。
誰にも真似できない彼の偉大な足跡をまとめた本「エッジィな男 ムッシュかまやつ」の出版記念トーク・イベントが10/22に催され、渋谷「LOFT9」へ見に行きました。
著者の中村俊夫さんとサエキけんぞうさんを中心とする、ムッシュに関するトークセッション。
ゲストにスパイダーズのベーシスト・カッペちゃんこと加藤充さんと、元フィリップスレコードディレクターの本城和治さん。写真左から、中村俊夫さん、加藤充さん、本城和治さん、サエキけんぞうさんです。



カッペちゃんのトークも絶好調で、スパイダーズ時代のレコーディングの様子や、あの禁断の話題など、初めて聞く情報がてんこ盛りで、楽しかったです。
皆さんもこの本をご覧になれば、その一端を知ることができますよ(^^♪

ご存知とは思いますが、僕はちょうど50年前の1967年に「田辺昭知＆ザ・スパイダーズ」に憧れたことがキッカケで音楽の道へと引き込まれました。ムッシュや井上孝之さん、大野克夫さんら、素晴らしい音楽家たちから、音楽とエンターテインメントの基本を教わったのです。



しかし、そんなに好きだったのに、まだ小学生だった僕は彼らのライブ会場や「ジャズ喫茶」には行けず、レコードとテレビ・ラジオにかじりついていました。お小遣いの大半をスパイダーズのレコードにつぎ込んだ僕ですが、そのレコードは結果として僕にとって大切な教科書となりました。
スパイダースの担当ディレクターは本城和治さん。スパイダースだけでなく、サベージ、カーナビーツ、ジャガーズ、テンプターズらのGSや森山良子さんらも手掛けていた、偉大な人です。僕にとってはスパイダーズのメンバーに匹敵する「師匠」であり、「神」なのです。

話は戻りますが、その本城さんに初めてお会いした僕は、またしても10歳の少年に戻って、夢中になってお話しをさせていただきました。
翌日、本城さんにメールを差し上げたところご丁寧な返信をいただき、また僕のブログも見ていただけたとのことで、本当に嬉しくありがたく恐縮です。
これからも本城さんにはいろんなことを教わっていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。