☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

「異邦人」

2011年02月06日 22時11分53秒 | 好きなアーティスト
1979年暮れに、シンガーソングライター久保田早紀のデビュー曲としてリリースされたこの曲。

エキゾチックで神秘的なメロディーと歌詞で、当時大ヒット。
早紀さんが芸能界を引退した後も様々なアーティストがカバー、
最近では稲垣潤一さんが荻野目洋子さんとデュエットして注目されました。
直接早紀さんを知らない世代でもこの曲はかなりお馴染みですね。



僕は彼女の旦那さんである久米大作さんと親交があり、
奥さんである彼女とも何度も会いましたし、お宅にも遊びに行かせてもらいました。
先週その久米さんに久しぶりに再会したことはブログ・Mixiに書きました。

それをきっかけに、早紀さんの代表曲「異邦人」をYoutubeで検索したところ、
数種類の動画を見ることができました。
その中でも最も画質がよく、さゆりさん(本名)もとても可愛いのがこれです。

http://www.youtube.com/watch?v=92YCbbKLjq4



何度も繰り返して見ましたが、
なんてせつなく、
なんてはかなく、
なんていとおしく、
なんてなつかしいのでしょう。

いろいろな感情が僕の中で爆発して、涙をこらえることができませんでした。

僕がさゆりさんに初めて旦那さんと一緒にお会いしたのは1986年、
「久保田早紀」を引退して2年、大作さんと結婚して1年経過した頃です。
目の前にいる、小柄で可愛らしい女性があの久保田早紀と同じ人物とは
にわかには信じられませんでした。

久保田早紀のイメージはというと、化粧が濃く、美人だけどとっつきにくい、
という感じがありましたが(すいません!)、
目の前のさゆりさんはとても明るく可愛く、すっぴん(!!)なのにとてもキレイで、10代の少女のようでした。

旦那の大作さんとラブラブであり、夫婦揃って才能にあふれ、オシャレで、
こんな素敵な夫婦は見たことがない、と本気で思いました。
こんな僕にもとてもやさしく接してくれて、僕は久米夫妻のことが大好きでした。

それなのに・・・もう20年以上、僕は彼らとご無沙汰してしまいました。
なんて、なんて不義理なことを・・。

本当は、とても会いたかったのですが、
自分が作曲家として一時不調だった時期もあり、そんな時は、
恥ずかしくてとても彼らに会うことなど、できませんでした。

そんな僕もやっと、作曲家として少しは注目されるようになり、
メジャーからアルバムも出して、やっと少しだけ胸を張って
彼らに会いに行けるかなと思い、先日大作さんに会いに行ったのです。

さゆりさんとも、ぜひお会いして、
こんなに長いことご無沙汰してしまったお詫びと、
いつもやさしくしていただいたお礼を言いたいです。
でも、会った瞬間に万感あふれてボロボロ泣いてしまうかも知れません。

久米小百合さんは、教会音楽家として、地道ですが確かな音楽活動を続けていらっしゃいます。
大作さんと一緒に何枚かアルバムも制作されています。
ホームページは
http://www.missionphotos.info/

最後に、了解も取らずこの記事を書いてしまったことを、
事後承諾ですいませんがご容赦下さい。

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3 コメント

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マルテンサイト千年 (グローバルサムライ)
2024-05-18 22:02:36
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本の独創とも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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いにしえの言の葉 (円安来りてものづくり)
2024-08-07 23:46:56
なにやら深遠な物語が隠されているのだろうか。
返信する
歌詞 (しおしお)
2024-08-08 10:39:17
>円安来りてものづくり さんへ

この曲は元々「白い朝」というタイトルで、もっと牧歌的なフォークソングでした。しかしこの曲の破壊力に気付いたディレクターとプロデューサー(酒井さん)によって、中近東の香りのするアレンジになり、歌詞も山川啓介先生と一緒に手直しを重ねて最終形になりました。
歌詞に関しては、かなり戦略的なもので、おっしゃるような深遠な意味はないと思います。
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