小池書記局長 「国にも保存求める」
北九州市門司区の初代門司港駅(旧門司駅)の遺構が市に破壊されつつある問題で、日本共産党の小池晃書記局長は15日、高橋都市議とともに現地を調査しました。
小池氏は、遺構に隣接するマンションのベランダから、明治時代の開業当初の機関車庫の遺構を視察。初代駅舎の石垣や油倉庫跡など他の遺構が壊され、整地されていることを確認しました。
高橋市議は、「市は専門家や市民の意見を聞く場を設けようとしない。一部存置、切り出しの方策は出したものの、具体的な計画は何も示さないまま遺構を壊し始めていて、住民が怒っています」と説明しました。
この住宅から毎日遺構の様子を撮影してSNSで共有している女性(65)は「隣に住んでいても(遺跡の貴重さについて)市からは全く知らされず、急に工事が始まった。昨日から土砂を入れている」と話しました。
小池氏は「貴重な遺構のかなりの部分が跡形もなくなっており、破壊を既成事実化しようとしているように思える。貴重な文化財であるとともに、『門司港レトロ』の観光の目玉にもなりうる遺構。国にも遺構保存の責任を果たすよう求める」と話しました。
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