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クルーズ船 集団感染5年

2025年02月04日 11時56分50秒 | 一言

検証 今も不十分

遺族らが「追悼の集い」

 大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(DP)で発生した新型コロナウイルス集団感染事故(2020年)の検証を求める全国連絡会は3日、同事故から5年の「追悼の集い」を東京都千代田区の会場とオンラインで開きました。


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(写真)クルーズ船内での集団感染の再検証を求めた「追悼の集い」で発言する日本共産党の小池晃書記局長(左から2人目)=3日、東京都千代田区

 連絡会の千田忠共同代表(81)=札幌市=は「人権に関わる船内隔離の問題」をはじめ、政府による同事故の検証が「十分ではない」と指摘。船内で新型コロナ感染が拡大し、14人が犠牲になったのは「圧倒的なリソース(必要な資金や人員)の不足や準備体制の問題が原因の一つだ」と政府の感染症対策を批判しました。

 乗客として船内にいた千田さんと電話で連絡を取りあい、政府への要請書の提出に取り組んだ日本共産党の小池晃書記局長は「(同事故の)まともな検証がされず、クルーズ船の寄港が再開されました。しっかりと検証し、二度と同じような事態を繰り返さないことが政治の責任だ」と強調しました。

 DP乗船中に新型コロナ感染で夫を亡くした多岐沢よう子さんは、夫は38度2分の熱が出て船内の医務室に連絡したが「対応はなく放っておかれた」と当時を振り返りました。夫は発熱と咳(せき)の症状が出はじめて1週間後に救急搬送され、病院に着いて「かなり重篤だと言われたよ」という声を電話で聞いたのが最後だったと話しました。

 長崎大学熱帯医学研究所の飯島渉教授が講演し、クルーズ船の市場拡大と大型化が進む中で「検疫や医療は20世紀型のシステムで成り立っている。多国籍のクルーズ船に対応できず、船内での検疫と乗客・乗員の健康を守ることの矛盾が示された事故だった」と述べました。

 日航ジャンボ機墜落事故などの遺族も各地から参加し、連帯の発言をしました。


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