国会前「3の日行動」に210人
作家の澤地久枝さんらがよびかけた「3の日行動」が3日、国会正門前で取り組まれました。寒空のもと、約210人(主催者発表)が参加しました。
「憲法9条まもろう」「武力で平和は守れない!」など今の政治への思いを言葉にしたプラカードや横断幕を掲げて15分間、静かなスタンディングでアピールしました。
70代の女性は「今年は戦後80年。世界はいつまで争いを続けるつもりなのか」と怒りをぶつけます。「決定する政治現場に男が多いからじゃないですか? いまの時代、話し合い、言葉の交渉で平和を築いていくことが大事だということがわかっていない」と話します。
50代の女性は、旧満州(中国東北部)から引き揚げてきた母親が何も語らず4年前に亡くなり、「母はなぜ戦争の苦しみを語らなかったのか」と悩んでいたと言います。「澤地さんの小説を読み、母の苦しみがここにあるとわかり、この行動に参加するようになった」とのべ、「戦争トラウマと現代のDV被害や虐待におけるPTSDが同じ根っこにある。私たちはそこに向き合い、戦争とはなんなのかを語り合うことが大事だと思う」と、行動が終わってからも参加者と語り合っていました。
澤地久枝さんは「アメリカとの軍事同盟を許さない」と話し、沖縄に基地がつくられていることに抗議。「平和で手を結ぶことこそ大事」だと語りました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます