「重大発言」「容認できず」
紙・岩渕議員が見解ただす
日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員は7日、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地を「北方領土」に建設する考えに対する経済産業省幹部らの発言に関して、経産省と原子力発電環境整備機構(NUMO)に抗議し、両者の見解をただしました。
紙氏は、今年は元島民が強制的に追い出されて80年になると指摘し、「島民を傷つけ、領土問題の解決にも影響しかねない重大な発言であって、全く容認できない」と抗議しました。
また、北海道は核のごみを持ち込ませない条例を制定しており、幹部らの発言は地方自治への介入と指摘しました。
経産省は、発言が元島民などへの配慮に欠けており、「北方領土に対する認識もあまかった」と釈明。NUMOは「言葉の使い方が、島民の心情への配慮に欠いていた」とのべました。
岩渕氏は「軽率で申し訳ないといえば幕引きできる話なのか」と強調。紙氏は、「核のごみを押し付けるやり方はすべきでない」と求めました。
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