TGMTC山岳会

東北100名山制覇を目指し、心と体の健康維持と共に、仲間と共に山登りを愉しんでおります♪ 管理者 吉田勝就

山開きを控え

2014-04-28 14:23:38 | 日記
山岳遭難8割が登山届を提出せず 過去4年のゴールデンウイーク


 2010~13年のゴールデンウイーク(GW)に、全国の警察が把握した山岳遭難事故495件のうち、80%の400件で登山届が提出されていなかったことが26日、警察庁や山岳関係者らへの取材で分かった。


 登山届の提出は一部の自治体で義務化が進むが、大半は登山者の任意。遭難時に救助の可能性が高まるため「命を守るザイル」とも呼ばれており、山岳関係者は積極的な提出を訴えている。


 警察庁によると、GWとなった10年4月29日~5月9日の遭難事故は121件で、うち102件(84%)で登山届が未提出だった。11年4月29日~5月8日は129件のうち105件(81%)、12年4月28日~5月6日は104件のうち85件(82%)、13年4月27日~5月6日は141件のうち108件(77%)で、それぞれ登山届が提出されていなかった。


 昨年4月に長野・白馬岳で雪崩に巻き込まれ、1人が死亡したパーティーは、メンバーが親族宅に登山計画書を残していたが、警察へは登山届を出していなかった。


 日本山岳協会などによると、登山届に決まった書式はないが、名前や連絡先、歩行ルート、緊急時の対策、下山予定などを記入。目的地の山を管轄する警察に出したり、登山口に設けられたポストに入れたりするのが主な方法という。


 近年、若者らを中心に登山が人気で、気軽に楽しむ人が増える一方、十分な計画や装備がないまま遭難することも少なくない。登山届についても、同協会は「提出する意義が浸透しきっていない」と分析している。


 また、個人情報保護への意識から、名前や住所、連絡先などを記載することを避ける人もおり、提出が増えない背景になっているとみられる。


 同協会の尾形好雄専務理事(65)は「登山届を提出することで、計画を見直すことにもつながる。しっかりと準備をして山と親しんでほしい」と訴えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする