エフエム尾道ママブランチ「そぼくなエコ」では、
環境月間企画として、今月は尾道で環境問題に取り組んでいる人をご紹介しています♪
第2弾は佐々木大樹くんにご登場いただきます(^^)
高校1年生の佐々木くんは、
今年8月に愛知県で開かれる「生物多様性国際ユース会議」に参加されます。
日本から30人が参加するうち最年少、広島県からはお1人の参加です。
これは、
10月に行われる生物多様性条約の締約国会議COP10に先駆けて開かれるもの。
次代を担う若者たちの声を会議を通してまとめていきます。
★まず、環境問題に関心を持ったきっかけからきいてみました。
小さい頃からいろんな活動に参加してきたことがあると思います。
例えばネイチャーゲ-ム。
これは自然に関心を持つきっかけをつくる、
子どもも遊びながら「自然ってなんだろう?」と考えるようになる体験。
こういったことが環境問題に関心を持つベースになっています。
大きな転機としては中学1年生の時。
ドイツの環境政策を学びに行くための作文コンテストに応募してツアーに参加。
「環境政策をこんなふうに国とか市町町で取り入れることができるんだ」
と学びました。
★生物多様性会議に向けてのスタディツアーとして、
5/3~5/7マレーシアのボルネオ島に行ってきたそうですね。
ボルネオは生物多様性の視点からみてとてもおもしろい地域。
世界最古の熱帯雨林で、たくさんの種類の生物がいます。
生物多様性を学ぶには最適の場所です。
ツアーは野生動物の観察がメイン。
朝4時に起きて、ボートに乗って現地の人の案内で熱帯雨林の川を下り、
テングザルなどを見ました。
良いところと問題点の両方を見るという目的があり、
パームオイルのプランテーションがたくさんあるところも見てきました。
いちばんの収入源であり、拡大し続けているプランテーション。
環境破壊だけれど現地の人の生活を支えているという面も。
完全な悪だと決めつけることはできない複雑な問題です。
多角的な視点で考えたい。
保護区を増やすとか、
バランスをとりながら持続可能な現地の人の生活を築く必要があります。
日本の企業が所有しているプランテーションもかなりあります。
パームオイルは化粧品によく使われています。
外側の果肉から種子の中の部分まで全部使える万能な植物。
実用性、商品の価値が高いものです。
★尾道のエコ自慢は?
祭りやイベントの後、市民が一体となって清掃活動が行われていて、
それがきちんと分別されていることです。
尾道はそんなに大きなまちではない。
その分、市民ぐるみでボランティアの意識を持って取り組めていると思います。
アメリカに行った時、国連本部の中でもゴミは分別されずに1つに捨てられていました。
尾道のゴミ分別は、世界の中でもできていると思った。
こういうところを大切にしていきたい
★これからチャレンジしたいことは?
市民どうしで手を取り合って、政府や自治体に自分たちの要望を働き掛けていくことです。
例えば自転車をもっと活用する、市街地で自動車をあまり走らせないようにするなど。
こういったことはドイツでは普通になっていますが、
市民からの要望で新しく自転車道が設置されるなどしています。
日本でも市民からの働きかけをしていきたい。
生物多様性のことなどまだまだ認識不足。
自分も含めて学びあっていきたい。
★会議に向けての意気込みは?
国連のミレニアム開発目標の中で
「生物多様性の損失を抑え、2010年までに、損失率の大幅な引き下げを達成する」とある。
今回のCOP10では日本が議長国で、ユース会議も日本で行われます。
世界からユースが100人集まり、
この人数が多いか少ないかはともかく
このメンバーで世界のみんなが納得できる答えを出していけるか、だと思います。
いろんな人の意見をお互いに感じたり受け取ったりしながら成長していきたい。
会議の議事はすべて英語、
ハンディキャップがあるけれど、自分の意見を言えるよう精一杯がんばります。
ありがとうございました。
---------------------------------------
インタビューにお邪魔させてもらった時も、
会議に向けての提出課題で英文レポートをがんばって書いていました。
「生物多様性」という言葉、まだまだ馴染みが薄いように感じています。
せっかく日本で開かれる国際会議。
もっともっと関心を高めていきたいです。
7分間に1種、
1日に200種、
これが、絶滅していっている生物種の数です。
私が環境問題に関心を持つようになった頃は、
1日に100種が絶滅と聞き、とても驚きショックを受けたけど、
その倍のスピードで、この地球から生き物が消えていっています。
COP10という国際会議は、世界の偉い人たちが集まって話し合うわけだけど、
そういう人たちがなんとかしてくれるっていうことじゃなく、
私たち1人ひとりが、
汚れた生活排水を流さないようにするとか、
パームオイルを使った商品の利用を考えるとか
(たくさん消費すればするほど、たくさん生産する必要があり、森が破壊されることになる)、
結局は私たちの行動にかかってくる課題だと思っています。
ユース会議とCOP10に向けて、
たくさん、報道でも取り上げていただけますよう、
そして、たくさんの方に関心を持って見ていただきたいな
と思っています。
★生物多様性のオススメサイトです。
環境goo 「生物多様性特集~地球から生きものがいなくなる日~」
http://eco.goo.ne.jp/topics/biodiversity/
環境月間企画として、今月は尾道で環境問題に取り組んでいる人をご紹介しています♪
第2弾は佐々木大樹くんにご登場いただきます(^^)
高校1年生の佐々木くんは、
今年8月に愛知県で開かれる「生物多様性国際ユース会議」に参加されます。
日本から30人が参加するうち最年少、広島県からはお1人の参加です。
これは、
10月に行われる生物多様性条約の締約国会議COP10に先駆けて開かれるもの。
次代を担う若者たちの声を会議を通してまとめていきます。
★まず、環境問題に関心を持ったきっかけからきいてみました。
小さい頃からいろんな活動に参加してきたことがあると思います。
例えばネイチャーゲ-ム。
これは自然に関心を持つきっかけをつくる、
子どもも遊びながら「自然ってなんだろう?」と考えるようになる体験。
こういったことが環境問題に関心を持つベースになっています。
大きな転機としては中学1年生の時。
ドイツの環境政策を学びに行くための作文コンテストに応募してツアーに参加。
「環境政策をこんなふうに国とか市町町で取り入れることができるんだ」
と学びました。
★生物多様性会議に向けてのスタディツアーとして、
5/3~5/7マレーシアのボルネオ島に行ってきたそうですね。
ボルネオは生物多様性の視点からみてとてもおもしろい地域。
世界最古の熱帯雨林で、たくさんの種類の生物がいます。
生物多様性を学ぶには最適の場所です。
ツアーは野生動物の観察がメイン。
朝4時に起きて、ボートに乗って現地の人の案内で熱帯雨林の川を下り、
テングザルなどを見ました。
良いところと問題点の両方を見るという目的があり、
パームオイルのプランテーションがたくさんあるところも見てきました。
いちばんの収入源であり、拡大し続けているプランテーション。
環境破壊だけれど現地の人の生活を支えているという面も。
完全な悪だと決めつけることはできない複雑な問題です。
多角的な視点で考えたい。
保護区を増やすとか、
バランスをとりながら持続可能な現地の人の生活を築く必要があります。
日本の企業が所有しているプランテーションもかなりあります。
パームオイルは化粧品によく使われています。
外側の果肉から種子の中の部分まで全部使える万能な植物。
実用性、商品の価値が高いものです。
★尾道のエコ自慢は?
祭りやイベントの後、市民が一体となって清掃活動が行われていて、
それがきちんと分別されていることです。
尾道はそんなに大きなまちではない。
その分、市民ぐるみでボランティアの意識を持って取り組めていると思います。
アメリカに行った時、国連本部の中でもゴミは分別されずに1つに捨てられていました。
尾道のゴミ分別は、世界の中でもできていると思った。
こういうところを大切にしていきたい
★これからチャレンジしたいことは?
市民どうしで手を取り合って、政府や自治体に自分たちの要望を働き掛けていくことです。
例えば自転車をもっと活用する、市街地で自動車をあまり走らせないようにするなど。
こういったことはドイツでは普通になっていますが、
市民からの要望で新しく自転車道が設置されるなどしています。
日本でも市民からの働きかけをしていきたい。
生物多様性のことなどまだまだ認識不足。
自分も含めて学びあっていきたい。
★会議に向けての意気込みは?
国連のミレニアム開発目標の中で
「生物多様性の損失を抑え、2010年までに、損失率の大幅な引き下げを達成する」とある。
今回のCOP10では日本が議長国で、ユース会議も日本で行われます。
世界からユースが100人集まり、
この人数が多いか少ないかはともかく
このメンバーで世界のみんなが納得できる答えを出していけるか、だと思います。
いろんな人の意見をお互いに感じたり受け取ったりしながら成長していきたい。
会議の議事はすべて英語、
ハンディキャップがあるけれど、自分の意見を言えるよう精一杯がんばります。
ありがとうございました。
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インタビューにお邪魔させてもらった時も、
会議に向けての提出課題で英文レポートをがんばって書いていました。
「生物多様性」という言葉、まだまだ馴染みが薄いように感じています。
せっかく日本で開かれる国際会議。
もっともっと関心を高めていきたいです。
7分間に1種、
1日に200種、
これが、絶滅していっている生物種の数です。
私が環境問題に関心を持つようになった頃は、
1日に100種が絶滅と聞き、とても驚きショックを受けたけど、
その倍のスピードで、この地球から生き物が消えていっています。
COP10という国際会議は、世界の偉い人たちが集まって話し合うわけだけど、
そういう人たちがなんとかしてくれるっていうことじゃなく、
私たち1人ひとりが、
汚れた生活排水を流さないようにするとか、
パームオイルを使った商品の利用を考えるとか
(たくさん消費すればするほど、たくさん生産する必要があり、森が破壊されることになる)、
結局は私たちの行動にかかってくる課題だと思っています。
ユース会議とCOP10に向けて、
たくさん、報道でも取り上げていただけますよう、
そして、たくさんの方に関心を持って見ていただきたいな
と思っています。
★生物多様性のオススメサイトです。
環境goo 「生物多様性特集~地球から生きものがいなくなる日~」
http://eco.goo.ne.jp/topics/biodiversity/
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