山口県からの回答

◆賛同募集の記事
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/684aad634f6ddb083cfbf6605b1f95cb

◆申入れ報告の記事
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/4eb1e4344b295c7286de6da71c461ad7


＊申し入れ事項１
福島第１原子力発電所の事故による山口県内の放射性物質の汚染について、詳細な検査の実施及び結果の速やかな公表を求めます。

(回答)
文部科学省からの指示のもとで、山口県環境保健センターにおいて、環境中の放射線量、大気中のちりや雨に含まれる放射性物質、上水(蛇口水)に含まれる放射性物質を毎日測定しています。
また、その結果については、文部科学省のＨＰで毎日公表されています。


＊申し入れ事項２
上関原子力発電所建設に対する県民全員による投票やアンケートの実施を求めます。

(回答)
県としては、これまで上関原子力発電所建設計画については、国のエネルギー政策に協力し、地元上関町の政策選択を尊重するという立場で対応してきました。従って、まずは国において、この度の福島第１原子力発電所等での事故について、原因の徹底究明、安全基準などの検証を行い、安全対策をどうするのか、国のエネルギー政策をどうするのか、判断を示すべきであると考えています。
また、国の判断に対して、地元上関町はどう対応していくのかを慎重に見極めていく必要があると考えています。


＊申し入れ事項３
上関田ノ浦の公有水面埋め立て許可の取り消しを求めます。

(回答)
事業者に法令違反があった場合など、公有水面埋立法で定められた場合以外は、許可の取消しをすることはできません。
なお、公有水面埋立免許の今後の取扱いについては、公有水面埋立法の解釈・運用について国に確認した上で慎重に対応します。


＊申し入れ事項４
上関原子力発電所の建設計画を白紙に戻すよう中国電力と国に対して要請することを求めます。

(回答)
福島第１原子力発電所等で発生した事故を踏まえ、3月13日に中国電力に対し、上関町で進めている埋立工事等の準備工事について、これからの国の対応を十分に見極め、極めて慎重に対応されるよう要請したところであり、この要請の後、中国電力は、建設予定地における準備工事を一時中断されています。上関原子力発電所建設計画については、安全の確保を大前提に、国及び事業者である中国電力の責任で行われるべきものであり、県としては、今回の事故の推移や国及び事業者の対応等を十分見極めたいと考えています。


＊申し入れ事項５
原子力発電ではなく、山口県の自然を活かした持続可能なエネルギーへの転換を求めます。

(回答)
県としては、国のエネルギー政策に協力するという立場で対応しています。
再生可能エネルギーについては、国のエネルギー基本計画の中で『現時点ではコストや供給安定性の面で課題はあるものの、環境負荷が小さく、多くが国内で調達可能なエネルギーであること等から積極的な利用拡大を図る。』とされており、本県においても、地球温暖化防止の一環として、一般住宅や事業所におけるたいようこう発電・太陽熱利用システムや省エネ・グリーン化製品の導入支援等に取り組んでいるところです。