the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

「幸せの経済学」を見て

2011-05-25 11:10:06 | エコロな暮らし
5月13日にお知らせしていましたが
「幸せの経済学」の映画を見ました!
章立てになっていて、本を読み進めていくようでとても分かりやすく、
美しい景色、一方で深刻な課題を抱える地球の現状を視覚的に訴え、
とても良い映画でした!

大前提として、私たちが3つの危機に直面していること。
その3つとは、【環境】【経済】【人間性】

人と人、人とコミュニティ、人と自然のつながりが断ち切られている
近代化によって幸せ感が増したけれど、その幸せ感は1956年がピーク
今は多くの不安を抱えている
そして【欲】につけこむ自由化された経済
それは自然資源を浪費し、気候を激変させるまでになる
地球規模での長距離輸送は、地域で大切に作られたモノよりも安い商品をもたらし、
地域の生活を破たんさせ、農地を奪っていく
地場産業を破たんされ、農地を奪われた人々は生きるためにお金を得るための職を求めるが、
限られた仕事を奪い合うことになる
仕事を得られるかどうかは生きるか死ぬかにつながり、選択肢を奪われた人たちは、
これまで共存していた民族の違い、宗教の違いを対立させていく
そしてまた、地球規模でも、限られたものを奪い合っていく

この一連のことが自然のなりゆきで起きるかというと、そうではない
大企業へのお金のばらまきと自由貿易そして誤った会計によって成り立っているのだ
今となっては大企業自体も自ら制御不能となり、
消費者が【良い商品を選ぶ】という表面的な解決策ではもはや軌道修正できない

必要なのは、【何に規制をかけ】【何を補助するか】という観点のもとに、
【公平な競争】ができる状況をつくることだ
必要なものを地域でつくることだ
地域に収益をもたらし、会話のある、地域の商店で買い物することだ
local food,local energyを大切にすることだ
各々の地域のアイデンティティを持ち、地域の智恵で暮らすことだ

グローバル経済を排除することは、国際協力をしないということではない
一方的に依存することをやめ、自尊心を持って自立し、相互に協力するのだ
Localizing Globally
地球規模でローカライズしていこう!


≪ご参考サイト≫

▼「幸せの経済学」
http://www.shiawaseno.net/

▼NPO法人トランジション・ジャパン
http://www.transition-japan.net/

▼イギリスの地域通貨Stroud Pound
http://stroudpound.org.uk/


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