三原も市議会の会期中ではありますが、
ちょうど一般質問の予備日の予定があいたので、
京都府議会の民主党会派による事業仕分けへ、傍聴に行かせていただきました。
H20年に始められて、今回6年目(6度目)です。
議員が行う事業仕分けとしては、
ここの他には、今年初めて行われた(しかも前日の9/12)亀岡市議会のみ。
自治体主導で行うものも含めても、6年間の継続実施は最長の取り組みです。
「事業仕分け」というものを日本で始められた「構想日本」で
以前から勉強させていただいていて(会員です)、
ネット中継では事業仕分けの様子は見ていましたが、
今回、京都まで傍聴に来て良かった!空気まで味わえて良かったです!
行政の施策って、基本的に不要なものはないんですよね。
高齢者福祉だって、子育て支援だって、道路整備だって、やればやっただけ良くなる。
けれど、
「そのニーズはどれだけありますか?」ということだったり、
「限られた予算の中、その優先順位でいいんですか?」ということだったり、
「目的に対して、そのやり方が最適なんですか?」ということだったり、
「そもそも、その目標設定は正しいですか?」ということだったり、
高度経済成長を背景に行政サービスを拡大してきたこれまで、
割と共通する価値観に基づいて「発展」してきたこれまでから、
人口減少・高齢化、税収減少などの社会条件の変化とともに、
「持続可能性」という重要なテーマが現れてきた今日、
ますます、上記のような視点で行政サービスを見直していくことが必要になってきています。
昨日の仕分けの中では、
府の食育事業について、予算をつけての講師養成・派遣などによって、
安易にそちらへ流れる方向をつけることが、
すでに地域で地道に行ってきた食育活動の芽を摘むことになるのではないかとか、
地域福祉サービスの支援事業で、
行政が常々掲げる「公平性」が、
一律単価で助成することが公平なのか、
それぞれの資金調達力や内部留保に応じて助成することが公平なのか、とか、
様々な視点から検証していく、その視座の持ち方が勉強になりました。
山菜採りに行って、慣れてる人は、同じような色の植物がたくさんある中で、
パッと目的の山菜を見つけるんですよね。
ワラビ目と呼んだりしてましたが。
そういう意味で、
こういった事業なり施策なりを見つめる視点が鍛えられてないなぁと痛感しているので、
様々な機会を見つけて勉強してまいります。
昨日の仕分けでは、府議さん方とともに、構想日本の仕分け人の方々もいらっしゃったのですが、
やはり、鋭い指摘、鋭いご意見、そして、
行政側の回答が的を射ていない場合の質問の切り替え方など、
感心することの連続でした(^^ゞ
<ご参考情報>
◆構想日本webサイト→ http://www.kosonippon.org/
◆JUDGIT!(ジャジット)→ http://judgit.net/
国民総参加の事業仕分け。
内閣官房作成の事業レビューシートに、自由に意見投稿、賛成・反対の意思表示を行うことができます。
これをつくったのが、現役高校生を含む若者たち!というところがまたすごい!と感心しています(*^^)
これまでの他の人が書き込んだ意見も見ることができます。
◆構想日本とは
構想日本は、”政策ベンチャー”と自称しています。これまで官庁だけが担ってきた”政策市場”に競争を持ち込み、カツを入れようという意味です。
政策とは国の運営の図面だから、基本的な考え方や戦略が大切です。私たちの生活を大いに左右するから日常の "視点" も欠かせません。いわば、経営者の判断と現場の経験の両方が必要です。しかし、今の日本の政策にはどちらもが欠けています。
また、政策は実行しなければなりません。ところが多くの「提言」や「公約」は実現しないままになっています。構想日本は "ここ" を何とかするためにスタートしました。他にお手本はない。だから毎日大変なのです。よほどの「本気」とエネルギーが必要です。
それでも多くの人達が「本気」の知恵やお金やエネルギーをもって集まってくれます。これがJapan Initiativeの名前の由縁でもあります。しかし世の中を動かしていくには、構想日本にはまだまだ知恵も力も不足しています。
家族への思い、世の中への思い、世界や自然や未来への思い。様々な思いを政策に変え、そして世の中を動かしていきませんか。会員として、またネットワークの一員として、あなたも構想日本に参加してください。あたなのイニシアチブで日本が動くのです。
ちょうど一般質問の予備日の予定があいたので、
京都府議会の民主党会派による事業仕分けへ、傍聴に行かせていただきました。
H20年に始められて、今回6年目(6度目)です。
議員が行う事業仕分けとしては、
ここの他には、今年初めて行われた(しかも前日の9/12)亀岡市議会のみ。
自治体主導で行うものも含めても、6年間の継続実施は最長の取り組みです。
「事業仕分け」というものを日本で始められた「構想日本」で
以前から勉強させていただいていて(会員です)、
ネット中継では事業仕分けの様子は見ていましたが、
今回、京都まで傍聴に来て良かった!空気まで味わえて良かったです!
行政の施策って、基本的に不要なものはないんですよね。
高齢者福祉だって、子育て支援だって、道路整備だって、やればやっただけ良くなる。
けれど、
「そのニーズはどれだけありますか?」ということだったり、
「限られた予算の中、その優先順位でいいんですか?」ということだったり、
「目的に対して、そのやり方が最適なんですか?」ということだったり、
「そもそも、その目標設定は正しいですか?」ということだったり、
高度経済成長を背景に行政サービスを拡大してきたこれまで、
割と共通する価値観に基づいて「発展」してきたこれまでから、
人口減少・高齢化、税収減少などの社会条件の変化とともに、
「持続可能性」という重要なテーマが現れてきた今日、
ますます、上記のような視点で行政サービスを見直していくことが必要になってきています。
昨日の仕分けの中では、
府の食育事業について、予算をつけての講師養成・派遣などによって、
安易にそちらへ流れる方向をつけることが、
すでに地域で地道に行ってきた食育活動の芽を摘むことになるのではないかとか、
地域福祉サービスの支援事業で、
行政が常々掲げる「公平性」が、
一律単価で助成することが公平なのか、
それぞれの資金調達力や内部留保に応じて助成することが公平なのか、とか、
様々な視点から検証していく、その視座の持ち方が勉強になりました。
山菜採りに行って、慣れてる人は、同じような色の植物がたくさんある中で、
パッと目的の山菜を見つけるんですよね。
ワラビ目と呼んだりしてましたが。
そういう意味で、
こういった事業なり施策なりを見つめる視点が鍛えられてないなぁと痛感しているので、
様々な機会を見つけて勉強してまいります。
昨日の仕分けでは、府議さん方とともに、構想日本の仕分け人の方々もいらっしゃったのですが、
やはり、鋭い指摘、鋭いご意見、そして、
行政側の回答が的を射ていない場合の質問の切り替え方など、
感心することの連続でした(^^ゞ
<ご参考情報>
◆構想日本webサイト→ http://www.kosonippon.org/
◆JUDGIT!(ジャジット)→ http://judgit.net/
国民総参加の事業仕分け。
内閣官房作成の事業レビューシートに、自由に意見投稿、賛成・反対の意思表示を行うことができます。
これをつくったのが、現役高校生を含む若者たち!というところがまたすごい!と感心しています(*^^)
これまでの他の人が書き込んだ意見も見ることができます。
◆構想日本とは
構想日本は、”政策ベンチャー”と自称しています。これまで官庁だけが担ってきた”政策市場”に競争を持ち込み、カツを入れようという意味です。
政策とは国の運営の図面だから、基本的な考え方や戦略が大切です。私たちの生活を大いに左右するから日常の "視点" も欠かせません。いわば、経営者の判断と現場の経験の両方が必要です。しかし、今の日本の政策にはどちらもが欠けています。
また、政策は実行しなければなりません。ところが多くの「提言」や「公約」は実現しないままになっています。構想日本は "ここ" を何とかするためにスタートしました。他にお手本はない。だから毎日大変なのです。よほどの「本気」とエネルギーが必要です。
それでも多くの人達が「本気」の知恵やお金やエネルギーをもって集まってくれます。これがJapan Initiativeの名前の由縁でもあります。しかし世の中を動かしていくには、構想日本にはまだまだ知恵も力も不足しています。
家族への思い、世の中への思い、世界や自然や未来への思い。様々な思いを政策に変え、そして世の中を動かしていきませんか。会員として、またネットワークの一員として、あなたも構想日本に参加してください。あたなのイニシアチブで日本が動くのです。
構想日本代表 加藤秀樹
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