★ふかまちのまど③

「ふかまちのまど」連載の３回目です。

　地球温暖化は、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加によって起こります。人間が呼吸で出す二酸化炭素は一日約百五十グラム。歩いて移動すれば、この量は変わりませんが、車で移動すれば千倍の二酸化炭素を出すことになります。

　昔から燃料として使われてきた薪や菜種油などは、植物が生長する時に二酸化炭素を吸収するため、二酸化炭素濃度がほぼ一定に保たれてきました。地下の化石燃料（石油）を掘り出して使うようになったこと、車・電気製品・その他機械などが増え、エネルギーを大量に使うようになったことで、二酸化炭素が大幅に増えました。

　車の使用は、用事をまとめて外出回数を減らす、乗り合わせるなど工夫してみましょう。電気・ガスなど、無駄なつけっ放しがないか、家族みんなでチェックしてみましょう。お財布のやり繰りのように、家庭から出る二酸化炭素の量を上手にやり繰りしてみましょう。