the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

「身近に残る手つかずの自然」

2010-08-12 04:12:47 | エコロな暮らし
書いている今日は8月18日ですが、
岡田くんのトーク会があった12日に遡っての投稿です(^^ゞ


環境ネットワーク三原の主催で、
岡田和樹くんのトーク会と写真展♪

竹原の「ハチの干潟」が埋め立てられる!ということになった時、
署名活動や県への働きかけなどで干潟を守ったことで
テレビでも特集されたり、すっかり有名になった岡田くん。

その時の活動としては、
まず「ハチの干潟」のことを知ってもらおうと写真展を開催、
子どもたちと自然観察や「押し網」などの体験会、
清掃活動、
講演会、
署名(2か月で竹原市民の半数の署名が集まりました!)
などを行ったそうです。

観察会のコンセプトは「見て・触れて・食べて」。
最初はカニなどもこわがる子どもたちが、次第に慣れて喜ぶようになること、
普段はあまり魚を食べたがらない子どもが、自分たちで獲ってすぐの魚を喜んで食べること

そして、忠海にある岩風呂のお話も!
昔は全国各地に80くらいあったのが、今は忠海1ヶ所だけという、とても貴重なものなのだそう。
その貴重さは、ただ「ある」ということだけでなく、
焚きつけに使う枝木をすべて近隣の農家から調達していて里山の手入れにつながっていること、
燃やした灰が農家の肥料として循環していること、
岩風呂の中に敷くアマモもすべてまわりの海で取っていることなど、
自然とともにある暮らし、地域の自然を活用した暮らしという点からも貴重と言えそうです。

自然を身近に感じて、自然を大切にしている和樹くん。
エコとか環境の大切さが言われる今だけど、本来の自然を知らなかったら、目指すべきものがずれてくる・・・
自然のままの自然に触れること、自然のままの自然をできるだけ残すことが大切
と話してくれました。


和樹くんの話の後、みんなで意見交換。

「ハチの干潟」として、10月に愛知である生物多様性国際会議にも出展するんだそうで、
生物多様性の話にもなりました。
ハチの干潟に、カニだけでも50種類もいること、
色々な種類のゴカイが時期をずらして生まれるおかげで鳥がいつも同じ大きさのゴカイを食べられること、
多様な命のつながりを教えてくれました。

生物多様性の話では、他にも、
この辺で見るセミの種類が変わってきた
ゲンゴロウが準絶滅危惧腫になっている
カエルやハチの数がものすごく減っている
生態系ピラミッドの頂点にいるトンビが少なくなった
田んぼの風景は昔と変わらないけど、田んぼの中を見ると生き物がいなくなって静かな田んぼになっている
などなどの話が出ました。

レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を思い起こすようなことが
どんどん現実になってきているようです。。。

自然の声を、しっかりきける人が
もっともっと増えますように・・・☆




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