the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

森とともに生きる 4

2010-05-23 05:47:22 | エコロな暮らし
昨年のブラジルへの旅を
「ふかまちのまど」に書かせていただくことになりました(^^)
ちょっと早いですが6月1日発行分。


 森とともに生きる 4

 ブラジルと言えばサッカー。バスで移動する時、田舎のどんな小さなコミュニティにも必ずサッカーコートがありました。一緒に植林した小学生の男の子に「好きな遊びは?」と訊くとみんな「サッカー!」。趣味・娯楽というよりも「愛されている」印象です。

 そしてもう一つブラジルと言えばコーヒー!生産量・輸出量ともに世界一!日本が輸入しているコーヒーもブラジル産が一位です。そのコーヒーの多くは原始林を焼き払った土地で栽培されています。整然とコーヒーの樹が並ぶプランテーションも車窓から見ましたが、私が訪れたジャカランダ農場は「森の中にコーヒーの樹も植わっている」感じのコーヒー園。不可能と言われたコーヒーの無農薬有機栽培、そして森林農法を実践しておられます。草刈りや収穫などすべての作業に手間がかかり大変ですが、環境、働くスタッフ、飲む人への影響を考え、農薬をやめたそうです。ある調査によると森林農法のコーヒー園では、コーヒー単一の農園に比べ100倍もの鳥類が確認されたそうです。広いコーヒー園で植樹をし、拠点の家まで戻るうちに日がとっぷり暮れて真っ暗に…。見上げると宇宙に放り出されたかのような見事な星空で、みんなで歓声をあげました。

 世界では石油に次ぐ取引規模を誇るコーヒーですが、生産農家の収入分は私たちが飲む価格の0.1~3%。貧しい地域が多く食料援助を受けながらコーヒーを作っている場合もあります。物価が大きく違う途上国と先進国との間の貿易では途上国が不利益を被る事が多く、その現状を変え環境や生産者の暮らしを守ろうというフェアトレード(公正貿易)商品がコーヒーに限らず徐々に広がっているので応援してください。




赤く色づいたコーヒーの実は宝石のよう。




大きなザルにのせた実を器用に高く放り上げ葉っぱや小枝を取り除く。




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