the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

食料争奪

2010-07-25 06:22:18 | 
「食料争奪」「食料安全保障」「ランドラッシュ」・・・
などという言葉がよくきかれる今日この頃です。

日経ビジネス7/19号では、
「種子メジャーの野望、日本の無策 食料がなくなる日」
と題して特集が組まれました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100713/215401/

(記事より転載)---------------------------------------------------------

 米穀物メジャーで長い間トレーダー経験があり、穀物商社ユニパックグレインの茅
野信行代表は「世界がこれだけ大きく動いているのに、日本は自分たちが食べること
しか考えていない。もっと広い視野で考えなければ、ある日突然、世界のモノサシで
食料価格を押しつけられかねない」と指摘する。

 もちろん、自国のエゴをむき出しに食料を確保すればいいという話ではない。世界
中での農地取得合戦は、時に地元では「収奪」と批判も巻き起こる。

 とはいえ、食料を巡る覇権争いさながらの動きを見せる世界に対して、「自給率向
上」や「食の安全」の議論に終始する日本は無邪気に過ぎないだろうか。

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モンサントやデュポンのような軍需産業でもあった化学企業が、
いま遺伝子組み換え技術を利用して食料市場に打って出ていること、
種子メジャーの進出に警戒心を募らせる中国政府は、
多額の国費をつぎ込み、着々と自前のバイオ技術を育てつつあること、
などが書かれています。



生きていくためには絶対に必要な食べ物。
これを巨大な権力のものにしてしまっては絶対にダメだと思ってます。

最先端科学技術でなく、誰もができる技術と知恵で。

最先端科学技術でなく、自然の循環の中で、自然の力を利用して。

権力や特許で食べ物を囲ってしまうのでなく、みんなで分かち合って。

・・・そんなことが、大事なんじゃないでしょうか。



私は絶対的に、こんな感覚↓こんな取組み↓のほうを支持します!

福井新聞
里山発いのちの環 コウノトリ支局2010
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/feature/index.php?cat=516&author=54

•第1章 水田を守る
◦1、飛来夢見て
◦2、水張り田んぼ
◦3、大野の冬水田んぼ
◦4、豊岡の取り組み
◦5、希少種の宝庫
◦6、呼び戻す農法
•第2章 集落を守る
◦1、限界集落の今
◦2、なぜ人が減った
◦3、人の手入らず
◦4、勢い増すイノシシ
◦5、駆除シシ肉を食べる
◦6、古民家を修復
◦7、まちの生き残り度
◦8、農業継承へ
◦9、SATOYAMA
•第3章 種を守る
◦1、F1種
◦2、最大手の種苗会社
◦3、進む改良技術
◦4、遺伝子組み換え
◦5、バイオメジャー
◦6、イネ裁判
◦7、河内赤かぶら
◦8、自家採種
•第4章 農薬を考える
◦1、ミツバチ大量死
◦2、ハチ減少
◦3、コウノトリも消えた
◦4、人は大丈夫?
◦5、開発メーカー
◦6、カメムシ防除
◦7、自然の力生かした農業

広島県の食料自給率は25%。
日本が食料争奪に巻き込まれることになれば、広島に住む私たちも、
他の国の人から食べ物を奪って生きる・・・ということになりかねません。
(今現在、すでに奪っているとも言えます)

少しずつでも自分の食べるものを自分でつくりたい
地域の自然と、地域の農業を守り、支えていきたい
と思っています。


国際生物多様性条約のCOP10が、10月に愛知県で開かれますが、
輸入されたGM作物が他国の生物多様性や経済に影響を与えた場合、
誰がどう補償するのかも主要なテーマとなっています。




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