the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

モダンタイムス・PM2.5

2013-02-13 22:40:24 | エコロな暮らし
「不自然なこと」と題して、PM2.5のことなど書いていたのですが
三原市からのご返事をいただきましたので、
こちらへ掲載(緑字部分)させていただきます。

 平素は,本市環境行政にご理解とご協力を頂きお礼を申し上げます。

 最近,大気汚染物質である微小粒子状物質(PM2.5)について多くの報道がされていますが,従来大気中に漂う粒径10μm以下の粒子を「浮遊粒子状物質」として,大気汚染物質測定が行なわれていました。

 微小粒子状物質(PM2.5)は,粒径2.5μm以下の粒子で,呼吸器官の奥深くまで入り込みやすいことから,人への健康影響への懸念と,国際状況を踏まえ平成21年9月に環境基準「1年平均値が15μg/m3(=0.015mg/ m3)以下であり,かつ,1日平均値が35μg/m3(=0.035mg/ m3)以下」が追加され,これを受け 広島県等では平成24年にPM(2.5)の測定を10測定局で行なわれていますが,測定開始後1年を経過しておらず,環境基準の評価は出来ていない状況です。
三原市域でも,広島県が宮沖測定局で平成24年10月から測定を開始し,環境基準の評価のためデータを取られています。

 県内外の測定局で,一時的に環境基準値を超えたケースもありますが,環境省では「直ちに健康に影響が出るレベルではなく,冷静な対応をしていただきたい。」と呼びかけています。

 ただ,「呼吸器や循環器病の人は,濃度の高い日の外出を控えるなどの対策を取った方がよい。」と言う専門家もいますので,持病がある方は念のため注意していただくことが望ましいです。

 三原市では,市民の安全・安心を確保するため,大気汚染物質広域監視システム測定数値を注視するとともに,今後,国・県の施策を確認しながら対応等を検討したいと考えています。



宮沖測定局の数値は、こちらで確認することができます。
 → 環境省のそらまめ君 
   http://soramame.taiki.go.jp/MstItiran.php

水俣の問題や、アスベスト、放射能、
健康影響ではないけれどフロンガスなど、
「大丈夫」と言われていながら、
後から健康被害との因果関係が明らかになってきています。

国連環境計画の2011年の報告では、
2030年までの大気汚染物質(黒色炭素・メタン・対流圏オゾン・フロンなど)削減で、
200万人の早世を防げるとのこと。
言い換えれば、200万人が大気汚染が原因で亡くなるということでしょうか。
※参照記事(英文)
 → http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=44064&Cr=pollution&Cr1=

保育所・幼稚園・学校などでは、
測定数値が高い時には、屋外へ出ない、出る時間を減らすなど、
今、できる対策をとる必要があると考えています。


ところで、三原市は他市に先駆けて「環境政策課」ができていました(^^)
2001年の三原市長選挙・候補者への公開アンケートで、こんな質問をし、

12.三原市の環境部は現状ではゴミ処理及びし尿処理に関する業務が中心となっていますが、温暖化対策やフロンガス回収などにも担当を設け対応している自治体もあります。これについてどうお考えですか。
イ.現状通りで問題はない     
ロ.現状の職制のままで対応する  
ハ.担当部署を設けて対応する


この後、環境政策課ができたので、
公開アンケートの影響かしら♪と自負していたのですが、
他市でも、環境政策課ができてきたこの頃になって、
2012年4月から、三原市では環境政策課がなくなり、
生活環境課の中の環境政策係になってしまいました。
防災、まちづくりへの市民参画、少子化、高齢化etc.
たくさんの課題があるのは確かですが、
健康や、生きていく基盤となる環境問題は、重要かつ緊急に取組む必要がある課題で、
三原市としても、力を入れていただきたいと思っています。
そして、環境政策と農業政策、防災、環境と経済などなど、
組み合わせた対策が必要なのだと思います!!!


今回のタイトルが、なぜ「モダンタイムス」か? ですが、
チャップリンの「モダンタイムス」
伊坂幸太郎の「モダンタイムス」
で描かれた「機械化」「流れ作業」みたいなことを
原発事故以降、ものすごく感じています。

巨大な社会システムの中で、
個人が歯車のようになってしまい、進行方向に身を任せ、
自分の感覚で、おかしいことをおかしいと言えなくなってしまっている、
または、おかしいことをおかしいと言っても、歯車の動きに抗えない、
そんなことを感じています。

これこそが、原発事故を起こした根っこであり、
今また放射能の被害を抜本的に対策できない根っこにあるのだと感じています。

放射能も、大気汚染物質も、体に取り込まないほうが良いに決まっている、
小さい子ども達、体が弱い人は特に。

「それ、へん~」
「それ、おかしい~」
を明るく指摘していける力をつけたいと思っています(^o^)/☆





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