よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

GDP統計から見た株高と景気停滞感の原因  消費者物価を分析する

2024年03月11日 | 日本経済を読む
本ブログ 総目次へ戻るこのカテゴリの目次へ戻る 物価とはなんだろう? 消費者物価の総額は輸入+付加価値だ。付加価値は賃金と利潤に分けられる。当たり前だが重要だ。これ以外にケインズの言う使用価値が含まれるがここでは深入りしない。  消費者物価指数は、財とサービス、財+サービスの総合と三つに分けて公表されている。財とサービスについてはこちらを⇒https://www.stat.go . . . 本文を読む

GDP統計から見た株高と景気停滞感の原因  公的需要編

2024年03月04日 | 日本経済を読む
 公的需要とは、政府最終消費+公的固定資本形成だ。2023年ではこの合計は名目で約155兆円、実質で約146兆円である。 政府の予算よりはるかに大きいのでは?と思ったそこのあなた。正解です。ここで言う政府とは一般政府のことだ。一般政府=中央政府(いわゆる政府)+地方政府(地方自治体)+社会保障基金であり、GDPの政府とはこの一般政府のことをいう。 この公的需要を検討する前にGDPの総額を見てみよう . . . 本文を読む