本ブログ 総目次へ戻るこのカテゴリの目次へ戻る ケインズが「一般理論」において主張しているのは、先進国において供給は需要を上まわる傾向にあるということだ。 有効需要の原理とは、資本は利潤が出なくなるところまで(有効需要の点)までは生産を続けるが、それ以上は生産が頭打ちになるという至極当たり前のことだ。その有効需要の点に到達したときに完全雇用は達成されておらず(正確には、その保証はなく)全ての需要が . . . 本文を読む
先進国の経済学 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る ここまでで主張してきたことは商品の価格は需給バランスでは決まらない。利潤が最大化するところで供給は止まり、その時全ての需要が満たされているか、完全雇用が実現されているかは分からない。先進国では「有り余る富(貨幣)」が発生する。逆に言えばこれが先進国の定義である。 日本は後進国になった、三流国だ、と言い募る人々がいる。これはそういう人々のポジションだ . . . 本文を読む
先進国の経済学 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る 企業に限らず家計も収入の基になるのは誰かの支出である。その意味で収入=支出となるが、これでは収入-支出=ゼロとなり貯蓄ゼロの世界となってしまう。 なぜこのようなことになるのか?収入、消費、投資を見直してみよう 家計にとっての収入は、ほぼ賃金である。賃金は所得である。経済学は家計にとっての収入がほぼ賃金であるような世界を対象としている。企業にとっての . . . 本文を読む