日本経済分析 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る新カテゴリの大それた趣旨:ケインズ経済理論と現代資本主義分析 これまでケインズの「雇用、利子および貨幣の一般理論」を読みながら、ケインズ経済理論を検討してきた。カテゴリー:一般理論を読む 分かったことは、世間のケインズ経済理論理解の多くは間違っており、やはり一般理論を読み解きながらケインズ経済理論を再構築する必要があるということだった。 ケインズ理論 . . . 本文を読む
日本経済分析 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る供給側か需要側か、それが問題だ 「日本の生産性は低い」「解雇規制が問題だ」「国際競争力は低下している」「グローバルスタンダードにキャッチアップしていかなければ日本の未来はない」「成長を妨げている規制の撤廃が必要だ」云々。いやというほど目にしてきた言葉である。 これらはすべて企業側(供給側)からみた問題の捉え方だ。企業活動がより自由に行えるようにすれば、 . . . 本文を読む
日本経済分析 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る財務省の「指導理論」? 以下に掲げるのは財務省の広報誌ファイナンス2019年10月号に掲載された書評である。小黒氏が荒巻氏の「日本経済長期低迷の構造 30年にわたる苦闘とその教訓」を論じておられる。お二人とも元大蔵官僚⇒経済学者だ。キャリアと掲載誌からみて、財務省の指導理論(もしそのようなものがあったとしたら)である。 なかなか味わい深いので . . . 本文を読む
本ブログ 総目次へ戻るこのカテゴリの目次へ戻る 総選挙が近づき与野党ともに「再分配」の額の大きさを競っているようだ。 一方で、「『このままでは国家財政は破綻する』矢野康治財務事務次官が“バラマキ政策”を徹底批判 」 とか「桜田氏(同友会)は、新型コロナウイルス感染症対策で膨らんだ財政支出について『足元で困っている方々への支援金を含め大規模に使うことには反対しないが、将来へ . . . 本文を読む
本ブログ 総目次へ戻るこのカテゴリの目次へ戻る積み上がってしまった余剰資金をどうするのか?もはや業として成り立っていない銀行 今回は資金循環統計から「預金取扱機関」を分析してみよう。預金取扱機関(銀行等だが以下、銀行)全体のBSを作成した。 資産の反対側には負債がある。銀行にとって国民の預金は負債となる。 その銀行にとって 負債となる国民の預金は1660兆円まで膨れ上がっている。グラフの負債側「証 . . . 本文を読む