日本でも市中感染が拡大して、これまでどちらかと言うと対岸の火事を決め込んでいた多くの国民やメディアも漸く我に返った状況ではないかと感じています。
中国政府の防疫対応に問題はあるものの…「雪中送炭」とばかりに支援物資を送っていたのですが、気が付けば我が身に火の粉が降りかかり危ないと気づいた訳です。
中国での防疫活動に協力することは隣国である我が国の防疫にとっても非常に有益であり、また、経済的にも繋がりの深い中国を支えることは自国の経済を支えることをも意味していますので、これまでの対応に問題があった訳ではありませんが、自己防衛のための施作への着手が遅れたのではと感じています。
さて、これまで中国の状況などを中心に記事を投稿して来た訳ですが、今日は経済面での影響について考えて見たいと思います。
少し前までは、マスクや消毒液などが市場から消えて購入が難しくなったり、インバウンド客の減少で観光業や流通業が大きな影響を受けたりと比較的短期、つまり足元の限られた領域のみを心配をしていたのですが…
日本企業の多くが中国における商品調達や製造拠点設立などサプライチェーンを強化して来た反動をもろに受ける状況が差し迫っています。
もし新型肺炎の流行が続けば、最悪のシナリオとして…
食料から日用品、衣料品から製造業における部品などが調達出来なくなり、広範な商品の品不足による物価上昇と生産停止に追い込まれて企業の業績が急激に悪化、日本経済の大幅な景気後退が予想されてます。
長期化すれば世界経済にも大きな悪影響を与え、下手をすると世界恐慌にまで発展しないとも限りません。
先ずは新型肺炎阻止のため政府には弾力的に対策を取って欲しいのですが、併せて上述のような「その後」に向けた戦略や対策もシッカリと準備して欲しいと思っています。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
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