泣いて泣いて寝て起きて外に出た、春が近くに来ているようだ、ほのかな春の香りがした。

痛い痛い日々を過ぎ、今日は定期検査日、病院に行くと良くなるものではないが、ドクターと

話していると何故か心安らかになってくる。ただ、先生もよくなることのない私の病気だと

気合が入らない。先生の腕を見せ所がない。

病院から外に出てみるとなんとなく漂ってくるかすかな香り。

沈丁花の花の香りでした。

珍しく長崎皿うどんを食べたくなって、夕食はこれに決めた。

長崎の中華街へ向かった。