妻が眠る丘より長崎港を見る


私の中学校があったところより。

体を悪くしてから、行けなくなっていた妻の墓参りに久しぶりに行く。
妻と学生時代あっていた頃のように空は雨模様。
久しぶりに会うのだから、若き時代を思いながらの墓参もあったっていいかな。
奥さん私の顔、分かりますかね、私の頭随分白くなったろう、それに一寸太り過ぎ、一寸どころじゃないって~
うん子供に随分苦労したからね。
君の子だから仕方ないか。
君が銀河列車に乗って天に向かっていったのが、25年前、そちらの様子は分かりようもないが、
子供らはそれなりにやっているようだ。
そう言えば、研太もアメリカへ留学させたの言ってなかったね。愛が留学して、2年後に行ったよ。
彼らの学費送るの四苦八苦した、君のお母さんと2人で5年くらい、暮らしていた。
子供らはもう日本には帰ってこないと思っていたら。
アメリカから3人になって帰ってきた、ビックリだろ、もう一人はレオンと言うマルチーズ犬でした。
また来るね、私が病気でなければ、何度でも来れるのだが、もう少ししたら私も君のところ行けるから。