朝から30℃を超える真夏の青空に誘われて、箱根大観山に富士をスケッチに出かけました。
着いた11時には遠く八ヶ岳が見渡せるほどの快晴でしたが、30分後には甲斐の山波から立ち昇った霧が、わずか10分後には富嶽も芦ノ湖もあっという間に包み込んでしまいました。自然災害とは、こうして身構える間も無く迫り来るものなのかと、身につまされました。
で、スケッチはほんの30分余りの薄塗りで終えましたが、最近使い始めた日本画材の顔彩の色合いが気に入っていて、これまでの西洋絵の具の厚塗りから転向しつつあります。今朝早く目が覚めて描いた西湘の地場野菜の写生と合わせてご覧ください。