くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

顔彩画《孟宗竹林》

2024-06-29 20:45:00 | 作品
先週の殿ヶ谷戸庭園で鉛筆だけで終えた孟宗竹林を、日本画用の画帳(鳥の子和紙)に日本画用の絵具(顔彩)で描き直しました。(昨日の西瓜も)

 西洋画の水彩紙に透明水彩絵具で描くのと比べて、顔料の粒子が粗めのせいか多少透明感に欠けるようですが、ここ数年使い続けて双方の違いとそれぞれの良さが分かってきたので、これからも描きたいものによって使い分けて楽しもうと思います。







《むらさめをひとりじめ》

2024-06-28 20:20:00 | 作品
〈むらさめや旬の小玉を独り占め〉【久世樹】

 日課の散歩にも出られず、独り部屋で音無しく過ごす日は、今が旬の紅小玉西瓜”ひとりじめ”を描いて過ごしました。

 〈叢雨〉〈村雨〉〈郡雨〉・・・いずれも〈むらさめ〉、多雨多湿の風土に生きた先人の名付けた「にわか雨」の別名。群がって降る雨の姿を捉えた、その遊び心に感服です。





《橋の下》

2024-06-24 12:02:00 | 作品
戦禍で廃墟となった見附橋の下で、『日本国憲法』が載った新聞を読み耽るもんぺ姿の女性たち。

 今日から折り返しとなる『虎に翼』の、シシヤマザキのロトスコープによるオープニング・アニメーションは、月曜日だけ火〜金より20秒長い 90秒のフルバージョンだそうで、目を皿にして見比べました。




《谷戸の庭》

2024-06-22 15:24:00 | 作品
今日のスケッチ例会は、梅雨入り直後の晴れ間を縫って、国分寺崖線に立つ《殿ヶ谷戸庭園》(隋冝園:ずいぎえん)でした。都内では珍しい孟宗竹の竹林を描いていたら、藪蚊の大群に襲われて、居た堪れず1時間で退散しました。まだ時間があったので、広場に出て武蔵野の面影を残す樹立をもう一枚。今日はここまでにして、駅前のチェーンではない和食屋で中ジョッキで乾杯し、来週木曜日からのブリッジギャラリー展や、秋のスケッチ旅行のことなど、話が弾みました。